阪急伊丹線を走る3100系に6月17日~7月8日までヘッドマークが取り付けられました。
編成の前後にそれぞれ取り付けられています。
昭和39年・1964年、前回の東京オリンピックの年に登場した神戸線バージョンの3000系の
宝塚線バージョンとして登場した3100系、52年間活躍し続けました。
当初は宝塚線が活躍の中心でしたが、後半は伊丹線、箕面線等支線に活躍の場を移し
このほど3000系に先立って、引退することとなりました。
違いを探すのは難しいのですが、座席の背もたれが最近の車両より薄い等
細かい部分では若干違います。
現在、阪急では、ドア付近の吊革設置車両が増えており
この光栄は間もなく過去のものとなりそうです。
運転台。登場時とそれほど変わりませんが、速度計はデジタル化されています。
S形ミンデンドイツ式ト空気ばね台車で、スマートな見た目ですが
ミンデンドイツ式金属ばね台車です。
空気取り入れ口が、歴史を物語っています。
古い車両をいつまでも大切に使い続けるイメージが強かった阪急ですが
本当に古い車両は、もう間もなく全て引退となりそうです。
次回は、ご近所散歩、仁川「地滑り資料館」のブログです。