大月駅から中央線で、長野方面を目指した。
いつでも、どこでも乗る事ができた電車だが、今では貴重な存在になっている。
小淵沢駅で時間があると、ついつい買ってしまうのが駅弁だ。
丸政さんという駅弁業者で、「元気甲斐」という駅弁が有名だ。
「甲州かつサンド とり」だ。
豚と鶏の2種類あるのだが、以前豚は食べたことがあるので
今回は鶏を頼んでみた。
この駅弁は、注文してから作るタイプの駅弁で
駅近くにある工場からできたてを駅まで届けてもらえるのだ。
時間がふんだんにあれば、当日注文しても20分程度で受け取り事ができるが
乗り継ぎ時間だけだと、難しいので、事前に予約しておいた。
ふわふわのパンの中にサクサクのチキンカツがサンドされている。
できたてを頂くなんて、贅沢な気分だ。
いたって普通のサンドイッチなのだが、パンも衣も全てが美味い。
もちろん鶏肉も柔らかく、ソースの味も良くなじんでいる。
あっという間に完食してしまった。
ここで作ってるのかな?
駅舎に大きなしめ縄が飾られている。
駅の向かい側には完全に閉店してしまった、「諏訪丸光」→「まるみつ百貨店」の建物がある。
昔から、この百貨店5階の温泉は割合有名だったのだが、今は入ることができず残念だ。
駅前ということで、電車の乗り継ぎ客にとっては、便利だった。
バブルの頃は結構にぎわっていた印象だったのだが、
郊外店に流れたのか、徐々に寂れてしまい、ついに2011年閉店。
再開発される予定はあると聞くが、もう丸4年このままになってしまっている。
立ち寄り温泉施設で、観光客でこちらはにぎわっている様子。
浴場は千人風呂といわれる大きな浴場を持っているが
実際は、一度に100人くらいが入れるらしい。
ただ、天井が高く、明かりが差し込む窓も多い設計で
開放感でいうと、間違いなく千人風呂だと思う。
建物は1928年竣工。浴場などは重要文化財に指定されている。
重要文化財の温泉に入る機会は限られているため、近くまで来たのなら
なるべく立ち寄るようにしている。
浴場の内装には大理石やステンドグラス、彫刻等も設置されている。
最近できたスーパー銭湯にも同じような内装を施している浴場も見かけるが
本物は一味違う。安っぽさを一切感じない。さすがは重要文化財だけの事はある。
肝心の温泉は単純泉の無職透明のお湯だ。
ちょっと贅沢な空間に包まれて入浴すると、効能が一層高まりそうだ。
再び駅まで戻って、いよいよ自宅へ向かって出発だ。





