白浜駅から、再びJRでかえることにする。
行きは一部特急を利用したが、帰りは全区間普通列車だ。
白浜駅から新大阪方面のみ、繁忙期だけ増結されるためにここに留め置かれている。
381系は紀勢本線電化以降、30年以上さまざまな改造を施されながら
活躍してきたが、もう間もなく終焉を迎える予定だ。
全車ロングシートだが、車内もリニューアルされており、乗り心地は悪くない。
紀伊田辺から先は、113系だった。
どちらも、青一色に塗り替えられて、以前より爽やかな印象になった。
JR西日本の113系はとにかくよく改造されている。
先頭車改造も行われ、オリジナルとは全く異なる、切り妻型スタイルになっている。
その為、2両で運転できるようになっている。
車内も、転換クロスシートに改造された113系も多く、
オリジナルとは全く異なる内装の車両も多い。
4人が向かい合わせで乗る、昔ながらの形状の座席だ。
窮屈な空間に最大4人が座ると、苦痛を感じることもあるし
進行方向と、逆向きに座ること靴に感じることもある。
しかし、最近はこの座席に巡り合えると、若干嬉しく感じることもある。
ちょっとだけ、旅行した気分になれるというか、旅情を感じることもある。
夕闇に包まれていく、車窓を存分に楽しんだ。
車窓といえば、景色も気になるところだが、もう一つ気になることもある。
それは、途中から分岐してゆく鉄道だ。
紀勢線の場合、御坊で紀州鉄道が分岐している。
以前は海南から野上鉄道、藤並から有田鉄道も分岐していたのだが
すでに廃線となって久しい。
御坊駅では、丁度紀州鉄道のレールバスが、ホームに止まっており
また、乗ってみたいなという感情に駆り立てられた。
数年に一度程度乗っていたのだが、旧式のディーゼルカーが引退してからは
一度も乗っていない。またいつか乗りたいなという気持ちが芽生えつつも
今回はそのままノリ通し、帰宅することにした。
どこか後ろ髪を引かれているような、そんな気分に浸ってしまう分岐駅。
次回の旅行のネタ作りには効果があるが、行ってみたい行先が増えるばかりで
中々実現できないのが悩みとなっている。




