壁湯温泉では当初の予定より少し早目に入浴を切り上げ、
他の温泉に立ち寄れる時間的余裕を作りました。
そこで、壁湯温泉から再びバスに乗り、ほんの少し奥へと進むことにしました。
次の目的地は川底温泉です。
やってきたバスは乗客ゼロ、バスも貸切となりました。
親切な運転手さんで、色々と観光案内をしてくれました。
まるでタクシーにでも乗っているのかと錯覚するほどでした。
運転手さんの話では「長湯温泉」がお勧めだとの事 。
長湯温泉は「ラムネ温泉」として著名で、
僕も是非訪れてみたいと思っていた温泉です。
ここからは、少し遠いですから、こちらは次回のお楽しみにしておきます。
10分程度で川底温泉に到着。
川底温泉も九重九湯の1つです。
壁湯温泉より、少し開けた温泉地で、壁湯温泉では圏外であった
ソフトバンクでも無事圏内となりました。
川底温泉の歴史は古く、901年菅原道真が太宰府に左遷される際に
たまたま立ち寄り発見したという伝説があると記されています。
温泉の発見伝説には、キジや鹿が傷を癒している云々といった物は多々ありますが
歴史上の人物によって発見されたとの伝説は他ではあまり見かけません。
戦国武将の秀吉ゆかりなどは有馬温泉でも記されていますが、
ゆかりとはいえ、秀吉が発見したという伝説ではありません。
菅原道真には有名な飛び梅伝説もあり、伝説になりやすい人物なのかもしれません。
いずれにしても、1100年以上の歴史ある温泉です。
今回は川底温泉・蛍川荘に立ち寄り湯しました。
こちらも混浴温泉となっています。
この辺りでは混浴は一般的な様子ですが
蛍川荘には女性専用風呂も用意されています。
バスの通りから川を渡った先に蛍川荘はあります。
蛍川荘は1856年開業の老舗旅館で150年以上の歴史があります。
看板には170年と記されていますが、いずれにしても老舗です。
こちらが浴室の様子です。
川の底から温泉が湧き出しているので、「川底温泉」です。
川底から自然に湧いてくる温泉といいますと
「和歌山県・川湯温泉」や「群馬県・尻焼温泉」等
川をそのまま利用した露天風呂を想像しますが
こちらは、露天風呂ではありません。
このお風呂は創業当時のままだそうで、
川底温泉といえば、まずこちらのお風呂を指す事が多いように思います。
お湯は無色透明、非常に透き通っています。
周囲の壁や、掲示物まで綺麗に湯船に写りこんでいます。
お湯に吸い込まれそうなほどの透明な色でした。
底は、大き目の石が敷き詰められています。
この石の隙間から温泉が湧いています。
こちらは単純泉で、源泉温度は60度程度と
壁湯温泉と比べますとやや熱めのお湯でした。