4.戦略(資金管理)を決める正式な手順とは
%リスク資金管理法
資金管理方法はいろいろありますが、今回ブレイクアウト極みを使用するにあたってお勧めの資金管理法は、%リスク資金管理法です。
具体的には、最大ドローダウンをくらっても、資金が20~30%残っている枚数で取引を続けるというものです。今から具体的なステップについてご説明していきます。
ステップ1
戦術(手法)の最大ドローダウンに注目する。先ほどの手法であれば、最大ドローダウンは恐らく180Pipsです。(6連敗。4年に1度発生します)
ステップ2
1万通貨で取引していると仮定して、最大ドローダウンをくらっても資金が20%~30%減るだけで済む資金量を算出する。
先ほどの戦略で言うと 180Pips×1万通貨=18000。
1万通貨で取引している際の最大ドローダウンは18000円。そのドローダウンをくらっても資金量が20~30%の減少でしかない資金を計算すると
18000÷0.3=60000(30%で計算)
1万通貨取引するのに対して6万円の資金量があれば良いことになります。
ステップ3
自分の資金量に合わせて枚数を決める。
ここで言うと、10万円の資金量をもっていれば、一回当たりの取引に使用できる枚数は1枚。
12万円に資金が増えれば2枚。
18万円に資金が増えれば3枚・・・
というように枚数を上げていきます。
このやり方でいけば、枚数がどれだけ増えても、20連敗しない限り破産することはない。 ということになります。
ちなみに、今回の手法で考えると
6連敗する可能性は4年に1度
7連敗する可能性は16年に1度
8連敗する可能性は64年に1度
9連敗する可能性は256年に1度
10連敗する可能性は1024年に1度
11連敗する可能性は4096年に1度
12連敗する可能性は16384年に1度
13連敗する可能性は65536年に1度
・
・
20連敗する可能性は268435456年に1度
になります。
(1年の相場が開いている日を250日として、1日4回トレードチャンスがあると仮定しました)
これなら破産を迎えることはほぼないでしょう。これが「投資」です。
もしもトレーダーXが適切な戦略でトレードをしていたら?
もしトレーダーXが先ほどの手法を使ってこのようにトレードを行えばどのようになるかを考えてみましょう。
(戦略層)手法の傾向より、考えられうるドローダウン(5連敗)をくらっても
資金の30%は残るように、1枚ずつトレードしていこう。
(戦術層)1日4回ドル円でトレードチャンスがあり勝率75%で勝つと30Pip。
負けると30Pips失う手法を使っています(これは優秀な手法です)
(戦闘層)その手法を淡々と実行できる素晴らしいメンタルを持っています。
①トレード開始。1回目に負けが来てしまいました。
資金残高:100000-30Pips×1枚=97000円。(さっきは一回の負けで49000円になってました)
②2回目。2連敗を喫してしまいました。
資金残高:97000-30Pips×1枚=94000円。(先ほどはレバレッジ400倍なら破産。200倍なら23000円になっていました。)
③3回目。なんと、3連敗を喫してしまいました。
資金残高:94000-30Pips×1枚=91000円(先ほどは11000円になってしまっています)
④4回目。なんと、4連敗を喫してしまいました。
資金残高:91000-30Pips×1枚=87000円
しかし今回はトレーダーXは、そのようなこともあると統計的に知っているので、想定の範囲内です。(先ほどの取引方法だとこの時点でGAME OVERです)
⑤5回目。なんと。5連敗を喫してしまいました。(1年に1度くらい訪れるドローダウン)
資金残高:87000-30Pips×1枚=84000円
少し不安な気もしますが、資金にはまだまだ余裕があるので大丈夫。
⑥6回目。トレーダーXはツキに恵まれないようです。6連敗を喫してしまいました。(4年に1度くらいで訪れるドローダウン)
資金残高:84000-30Pips×1枚=81000円
さすがに自分のシステムを呪いたくなってきましたが、システムを信じて運用を続けます。まだ10万円から81000円になっただけなので、問題ありません。
⑦7回目。7連敗。16年に1度くらいで訪れるドローダウンが来ました。
資金残高:81000-30Pips×1枚=78000円
残金は78000円です。胃が痛い思いがしますが、トレーダーXは自分のシステムを信じて使い続けることを決断しました。まだ層資金の30%も減っていません。
⑧8回目。ようやく勝ちました!
資金残高:78000+30Pips×1枚=81000円
⑨後はようやくツキが戻ってきたらしく、これから3勝1敗くらいのペースで資金を増やし続けていきました。
⑩1日あたり4回取引があり、そして3勝1敗なので、1日平均
3×30Pips+(1×-30Pips)=60Pips 60pips稼げる計算になります。
⑪それから2週間後・・・トレーダーXの資産は順調に推移し120000円になっていました。そして、12万円になったので、彼は取引枚数を1枚増やして臨みます。そして・・見事勝ちました!
資金残高:120000+30Pips×2枚=126000円
%リスク資金管理法のメリット
✔どれだけ稼いでも、常にドローダウンしても資金の減りが30%であるようにコントロールしているために、リスクのばらつきが少ない。
✔ドローダウンが発生した時に精神的に耐やすい。(これでドローダウンが発生した時に資金の50%を切るとシステムを使い続けられなくなる人は多いと思います。)
%リスク資金管理法のデメリット
✔リスクの高いトレードは却下されてしまう。(安全に運用しているので爆発的な利益の伸ばし方はできない。
考察
資金管理を決めるのは、手法の成績をみて、最大ドローダウンに耐えられる資金量、枚数を考察し、それからシグナル遂行に移る。という手順になります。
手法の成績が分からずに資金管理を行うことはできません。
そういった意味で、明確な過去のデータ・成績があるシステムトレードは資金管理が行いやすいスタイルだということができそうです。
逆に裁量トレードだと、勝率が何割なのか、最大ドローダウンはどれくらいなのか。平均利益と平均損失はどれくらいなのかが分かりません。
そのために、資金管理(取引枚数を決めること)を行うのが大変難しくなります。
さらに裁量トレードだと、手法を違うものに変えたりアレンジしたりする機会が多くなるので、取引データを集めることが難しく、正式な資金管理を行うことができなくなってしまいます。
そうなるとギャンブルです。ホリエモンではありませんが、
投資は「想定の範囲内」で行わなければならないのです。
なので、トレードを実行する際には必ず最大ドローダウンを計測しておか
なければなりません。
最大ドローダウンが計測できていれば、ドローダウンが「想定の範囲内」
に収まります。というより、ドローダウンが出たときに「想定の範囲内」
に収まる枚数で取引していなければ投資とは言えません。ギャンブルです。
なので、投資とは、楽しいものでもドキドキするものでもありません。ただ淡々と計画に沿って売り買いを注文し、推移を見守る作業が投資です。
取引枚数を決める方法
取引枚数を決める方法はいろいろありますが、ここでは以下の手順で資産を用意し、%リスクを取っていただくことをお勧めします。
ステップ1
最大ドローダウンを算出する。
例)最大ドローダウンが1500Pips
ステップ2
ポートフォリオの最大ドローダウンをPipsから金額に換算し、
最大ドローダウン額を0.3で割る。
例)1500Pips→150000円の最大ドローダウン
150000÷0.3=500000
*この値があなたのポートフォリオを1万通貨で運用をスタートして良い資金額になります。
ステップ3
ステップ2で算出された値を10で割る。
例)500000÷10=50000
*この値があなたのポートフォリオを1000通貨単位で運用をスタートして良い資金額になります。
ここでは50000円資産が増減するたびに1000通貨増やしたり、減らしたりして運用しても良いということになります。
%リスク資金管理法
資金管理方法はいろいろありますが、今回ブレイクアウト極みを使用するにあたってお勧めの資金管理法は、%リスク資金管理法です。
具体的には、最大ドローダウンをくらっても、資金が20~30%残っている枚数で取引を続けるというものです。今から具体的なステップについてご説明していきます。
ステップ1
戦術(手法)の最大ドローダウンに注目する。先ほどの手法であれば、最大ドローダウンは恐らく180Pipsです。(6連敗。4年に1度発生します)
ステップ2
1万通貨で取引していると仮定して、最大ドローダウンをくらっても資金が20%~30%減るだけで済む資金量を算出する。
先ほどの戦略で言うと 180Pips×1万通貨=18000。
1万通貨で取引している際の最大ドローダウンは18000円。そのドローダウンをくらっても資金量が20~30%の減少でしかない資金を計算すると
18000÷0.3=60000(30%で計算)
1万通貨取引するのに対して6万円の資金量があれば良いことになります。
ステップ3
自分の資金量に合わせて枚数を決める。
ここで言うと、10万円の資金量をもっていれば、一回当たりの取引に使用できる枚数は1枚。
12万円に資金が増えれば2枚。
18万円に資金が増えれば3枚・・・
というように枚数を上げていきます。
このやり方でいけば、枚数がどれだけ増えても、20連敗しない限り破産することはない。 ということになります。
ちなみに、今回の手法で考えると
6連敗する可能性は4年に1度
7連敗する可能性は16年に1度
8連敗する可能性は64年に1度
9連敗する可能性は256年に1度
10連敗する可能性は1024年に1度
11連敗する可能性は4096年に1度
12連敗する可能性は16384年に1度
13連敗する可能性は65536年に1度
・
・
20連敗する可能性は268435456年に1度
になります。
(1年の相場が開いている日を250日として、1日4回トレードチャンスがあると仮定しました)
これなら破産を迎えることはほぼないでしょう。これが「投資」です。
もしもトレーダーXが適切な戦略でトレードをしていたら?
もしトレーダーXが先ほどの手法を使ってこのようにトレードを行えばどのようになるかを考えてみましょう。
(戦略層)手法の傾向より、考えられうるドローダウン(5連敗)をくらっても
資金の30%は残るように、1枚ずつトレードしていこう。
(戦術層)1日4回ドル円でトレードチャンスがあり勝率75%で勝つと30Pip。
負けると30Pips失う手法を使っています(これは優秀な手法です)
(戦闘層)その手法を淡々と実行できる素晴らしいメンタルを持っています。
①トレード開始。1回目に負けが来てしまいました。
資金残高:100000-30Pips×1枚=97000円。(さっきは一回の負けで49000円になってました)
②2回目。2連敗を喫してしまいました。
資金残高:97000-30Pips×1枚=94000円。(先ほどはレバレッジ400倍なら破産。200倍なら23000円になっていました。)
③3回目。なんと、3連敗を喫してしまいました。
資金残高:94000-30Pips×1枚=91000円(先ほどは11000円になってしまっています)
④4回目。なんと、4連敗を喫してしまいました。
資金残高:91000-30Pips×1枚=87000円
しかし今回はトレーダーXは、そのようなこともあると統計的に知っているので、想定の範囲内です。(先ほどの取引方法だとこの時点でGAME OVERです)
⑤5回目。なんと。5連敗を喫してしまいました。(1年に1度くらい訪れるドローダウン)
資金残高:87000-30Pips×1枚=84000円
少し不安な気もしますが、資金にはまだまだ余裕があるので大丈夫。
⑥6回目。トレーダーXはツキに恵まれないようです。6連敗を喫してしまいました。(4年に1度くらいで訪れるドローダウン)
資金残高:84000-30Pips×1枚=81000円
さすがに自分のシステムを呪いたくなってきましたが、システムを信じて運用を続けます。まだ10万円から81000円になっただけなので、問題ありません。
⑦7回目。7連敗。16年に1度くらいで訪れるドローダウンが来ました。
資金残高:81000-30Pips×1枚=78000円
残金は78000円です。胃が痛い思いがしますが、トレーダーXは自分のシステムを信じて使い続けることを決断しました。まだ層資金の30%も減っていません。
⑧8回目。ようやく勝ちました!
資金残高:78000+30Pips×1枚=81000円
⑨後はようやくツキが戻ってきたらしく、これから3勝1敗くらいのペースで資金を増やし続けていきました。
⑩1日あたり4回取引があり、そして3勝1敗なので、1日平均
3×30Pips+(1×-30Pips)=60Pips 60pips稼げる計算になります。
⑪それから2週間後・・・トレーダーXの資産は順調に推移し120000円になっていました。そして、12万円になったので、彼は取引枚数を1枚増やして臨みます。そして・・見事勝ちました!
資金残高:120000+30Pips×2枚=126000円
%リスク資金管理法のメリット
✔どれだけ稼いでも、常にドローダウンしても資金の減りが30%であるようにコントロールしているために、リスクのばらつきが少ない。
✔ドローダウンが発生した時に精神的に耐やすい。(これでドローダウンが発生した時に資金の50%を切るとシステムを使い続けられなくなる人は多いと思います。)
%リスク資金管理法のデメリット
✔リスクの高いトレードは却下されてしまう。(安全に運用しているので爆発的な利益の伸ばし方はできない。
考察
資金管理を決めるのは、手法の成績をみて、最大ドローダウンに耐えられる資金量、枚数を考察し、それからシグナル遂行に移る。という手順になります。
手法の成績が分からずに資金管理を行うことはできません。
そういった意味で、明確な過去のデータ・成績があるシステムトレードは資金管理が行いやすいスタイルだということができそうです。
逆に裁量トレードだと、勝率が何割なのか、最大ドローダウンはどれくらいなのか。平均利益と平均損失はどれくらいなのかが分かりません。
そのために、資金管理(取引枚数を決めること)を行うのが大変難しくなります。
さらに裁量トレードだと、手法を違うものに変えたりアレンジしたりする機会が多くなるので、取引データを集めることが難しく、正式な資金管理を行うことができなくなってしまいます。
そうなるとギャンブルです。ホリエモンではありませんが、
投資は「想定の範囲内」で行わなければならないのです。
なので、トレードを実行する際には必ず最大ドローダウンを計測しておか
なければなりません。
最大ドローダウンが計測できていれば、ドローダウンが「想定の範囲内」
に収まります。というより、ドローダウンが出たときに「想定の範囲内」
に収まる枚数で取引していなければ投資とは言えません。ギャンブルです。
なので、投資とは、楽しいものでもドキドキするものでもありません。ただ淡々と計画に沿って売り買いを注文し、推移を見守る作業が投資です。
取引枚数を決める方法
取引枚数を決める方法はいろいろありますが、ここでは以下の手順で資産を用意し、%リスクを取っていただくことをお勧めします。
ステップ1
最大ドローダウンを算出する。
例)最大ドローダウンが1500Pips
ステップ2
ポートフォリオの最大ドローダウンをPipsから金額に換算し、
最大ドローダウン額を0.3で割る。
例)1500Pips→150000円の最大ドローダウン
150000÷0.3=500000
*この値があなたのポートフォリオを1万通貨で運用をスタートして良い資金額になります。
ステップ3
ステップ2で算出された値を10で割る。
例)500000÷10=50000
*この値があなたのポートフォリオを1000通貨単位で運用をスタートして良い資金額になります。
ここでは50000円資産が増減するたびに1000通貨増やしたり、減らしたりして運用しても良いということになります。