皆さん、こんにちは!
インストラクターの西村です

本日は 「音の魔術師」 プレトニョフの公演レポートです
先日東京オペラシティで開催された東フィル定期で
スメタナの「わが祖国」 全曲演奏を楽しんで参りました

 


先ずは一言
「やっぱり生演奏は良い!」

いくら動画配信ライブをやろうとも
ライブ会場で味わう感動と比べると雲泥の差ですね

プレトニョフは派手なパフォーマンスをしない
むしろその場の空気感に適した音を生み出している
音楽は生き物だということを改めて実感しました

だから音楽に対して
「ああしなさい!こうしなさい!」が一切無い
アンコールで披露したG線上のアリアでは
殆ど棒を振ってないのにオケが意気揚々としていて
音が弱まるたびに心が吸い込まれていく不思議な感覚がありました

本番ギリギリまでピアノを弾いていたそうです
それも本編とは関係のないリサイタル用の楽曲
世界的な指揮者は舞台裏も凄かった

大変残念なことに、昨今の世界情勢の影響により
ロシア人だからと言ってクレームが多数寄せられるそうです
正直、音楽と政治を一緒にしてほしくないです

そのうちチャイコフスキーも聴けなくなるかも??

2022/03/25
西村