宮古島からこんにちは!
インストラクターの西村です

音楽を奏でれば自然との絆は深まります
自然との絆が深まれば、母親にすがる子供のように
心が安定して自分らしく生きることができると思います
私達は音楽を通じて、自然や命との関わり方について
もう一度見直すべきではないでしょうか

電気や食べ物、物質などがすぐ手に入り大変豊かな時代になりました
しかしそれは地球の資源や命を大量に犠牲にした上でのことです
手に入ることが当たり前になった反面
手に入らないことに不満や怒りを抱くようにもなりました
感謝や尊敬を忘れ、尽きることのない人間の「もっともっと」を
叶えるための文明は人間を自然から遠ざけているように感じます

自然から遠ざかるほど、人は心身のバランスを崩します
本来、私達は自然に歩み寄り、尊敬して生きていくべきです

僕の故郷は北海道ですが
北海道の先住民であるアイヌ民族は明治以降
本州からの文明の激しい波に押し流され、たった 100 年の間に
住む土地や文化、言語などの自由を奪われました
北海道の厳しい自然と共生してきたアイヌ民族の生き方や考え方を
人間にとって好都合な文明などによって滅ぼしてはいけないと思うのです

アメリカのインディアンも、アイヌの現状と似ています
そもそも戦争と共に発達してきた文明から
争いや怒りを取り除くことなどできません

今から約 1 万 6 千 500 年前から約 3000 年前まで続いた
長く平和な縄文時代の文化が最新の研究によって見直されています
日本の歴史上、8 割の期間を縄文時代で過ごしてきた私達の祖先から
受け継がれている意識はまだ私達に残っているはずです

宮古島も北海道の一部の地域も現在は外資の波に押し流され
自然とは似つかわしくないラグジュアリーな建物が立っては
儲かるのはごく一部の人だけで地元の人は奴隷のように働いています
今さら文明を手放すことはできませんが
ご先祖様にとって音楽や歌が自然の神々との交信であったように
私達は音楽を通じて自然との絆を深め、命との関わり方について
再度考えを改められるように、皆で手をとって共に歩みましょう

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

2021/06/16
西村