土曜はパパママ保育参加デーがありました。
忙しい中、沢山の保護者のご参加ありがとうございました。
保育参加デーのようすを
たんぽぽルーム
ももルームさん
ちゅうりっぷルーム
ほしルームさん
にじルームさん
ひかりルームさん
いつものお集まりやサークルタイムもお母さんお父さんと一緒で少し緊張したり、気合が入ったり(笑) 徐々にリラックスして親子での遊びを楽しめていたようです。
どのクラスも親子の和やかなやりとりが微笑ましかったです
親子の集い
子ども達からお父さん・お母さんに元気いっぱいお歌のプレゼント
そして、最後に手作りプレゼントを渡す子ども達。なんとも照れたような嬉しそうな笑顔が印象的でした
保育参加に先立って、前半は保護者を対象に「明日へとつながる子どものあそび」と題し、大阪のこどもと育ち研究所の宍戸信子さんに講演していただきました。
「もしあなたがフランシスコ・ザビエルだったら、
どんな布教活動を行いますか?」
という問いかけから始まったお話。近年の大学入試の問題だそうです。大学入試がこれまでの穴埋めや答えの選択のカタチから、より考えたり、想像力を問われる問題へ確実に変化していくということ。
その考える力や想像力(創造力)は学校が始まってから身につけるのではなく、乳幼児期0歳からの色々な体験・経験から身につけるのですと。
その体験とは・・・乳幼児期は生活やあそびそのものです。
最近、
なんでも引っ張り出すな~(引っ張るのがたのしい!)
なんでも投げるな~(投げれるのが嬉しい!)
いろいろ持って歩くな~(持ち歩くのが楽しい!)
なんでもまねっこするな~
恐竜にハマってるな~
お姫様になりたがるな~
という子ども達
子どもにはそんなその時々の遊びの旬(すきな動作やあそび)があって、沢山の「たのしい」「できるの(わかるの)がうれしい」を味わいながら、また更に意欲をもってあそんだり、何かに気付いたり、考えたり、できるようになったりするのです。
そんな子どもの遊びの旬を大切に、一緒にあそびを楽しむ・面白がる親が子ども(の気持ち)を育てる。とおっしゃいました。
しかし・・・なんでもやりたいことはやらせてもよいの??
それがやられて困る時や危険がともなう時は考えものです。
そんな時は「だめ!」と言ってしまうのではなく、やりたい気持ちは受け止めつつ、代替えを用意してあげることが大切とのお話でした。
ここはあぶないけど、あっちであそぼうか!
積み木は投げるとイタイ(床に傷がつく)から、このボールなげよっか! と。
今回のお話で、子どものあそびの旬という言葉が印象的でした。
もしかしたら・・・
子ども達の「文字への旬」や「数への旬
」もあるのかもしれませんね。
そうしたこどもの遊びや関心の旬をつかむこと。その時に一緒に面白がったり、深められるような関わりをしてあげることが一番の子どもの育ちの近道なのかもと思わされるお話でした。
そして、そんな沢山の体験・経験をした子ども達は、最初のフランシスコザビエル・・・の問題を自分なりに考えられるようになると。
お話を聞いて、我が子の今の遊びの旬は何だろうな~と興味がわきました。
子どもの行動の不思議や困った行動だな~と思っていたことが「今、あなた○○することが楽しいのね!できるのが楽しいのね!」と思える余裕ができました。
お父さんも話を聞けて、さっそくお子さんとすごく遊んでくれたとのお話も・・・いつもだといいけどと(笑)
という嬉しい声。
忙しい生活の中、なかなかいつもとはいかないものですよねでも子どもの行動にそうした優しい眼差しを向けるだけでも、共感してあげられるだけでも子どもの自己肯定感は高められるんじゃないかなと嬉しく感じました。
昼からは、園内研修でも職員に有意義なお話をしていただきました。
「たのしい!」の力は、意欲や向上心、人を受け入れる気持ち・関わる気持ちを育む
これからも子ども達とたくさんの「面白い」「楽しい
」を共有できるように努めていきたいと思います。