毎日元気いっぱい遊んでいる子ども達。遊びに夢中になっている間も 子ども達は、ふとした瞬間にこちらを見て・・・
ほらあった!
できたよ!すごいでしょ!
楽しいよ~!
ちょっとむずかしいよ~。。
いたいよ~!(転んじゃった~)
お~い!
と サイン(アイコンタクト)を送ってきます。
そんな時、見てるよ~と こちらが視線を合わせたり声をかけるだけで、ニコッと安心して また遊びだします。
見てもらえてる、自分をわかってもらえている!
その安心感が 子ども達を、さらなる遊びや探索、自立に向かわせます。
それは生まれたばかりの赤ちゃんの時から始まっています。授乳している時、抱っこしている時、赤ちゃんはお母さんの顔をじーっと見たり、ほほえみかけます。
泣くことだって同じです。
おしっこが気持ち悪いよ~
おなかすいたよ~
眠たいよ~
暑いよ~
サインを送っています。
どうしたのかな~?と思いをくみ取りそれに応えてあげることで、子ども達は安心します。
私達、保育者も そんな子ども達一人ひとりのサインに気づいて共感できるように、一人ひとりをよく見ること、寄り添うことを共通の目標として心がけています。
そんな大切なサイン(アイコンタクト)が近年脅かされています。
現代、スマホ使用が進んでいます。私達にとって携帯は欠かせないものです。
しかし、そのスマホが、大切な子どもとのコミュニケーションの時間を奪うだけでなく、せっかく子どもから向けられたサインに気づけないという状況を起こしているというのです。
気づかれなかった子ども達は、だんだんサインを送らなくなるといいます。見守られている、共感してもらえることに期待しなくなるのです。
さて、そんな子ども達が大きくなった時にどうでしょうか?
何かあった時、困った時、教えてくれたり、ちゃんと訴えてくれるでしょうか?
その時に後悔しても遅い・・・
乳児・幼児期は、生涯にわたる人格形成・人間関係の基礎(安心感・自己肯定感の育ち)にとって大切な時期です。
子どもの将来につながる今を大切にしてあげたいですね。
何より、子どもの姿・サイン・成長(喜び)に気づけないなんて、もったいないですね。
雨の日の園庭を歩いてみよう~