落雷でゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の機長(ジェラルド・バトラー)が、乗客を守るため同乗の犯罪者ガスパール(マイク・コルター)と手を組みながら窮地を乗り越えていく。
製作も兼ねた主演のジェラルド・バトラーが魅せる最新作「ロスト・フライト」(原題:PLANE)は、リアリティも追及した緊張感で力が入りっぱなしの航空パニック・脱出サバイバルアクションの快作。
<ジェラルド・バトラー、マイク・コルター>
<2022年製作/107分/PG12/アメリカ>
シンガポールの国際空港、東京行きのブレイザー119便。実力派のパイロット・トランス機長(ジェラルド・バトラー)は、会社に悪天候によるコース回避を提案するが、経費節減だと却下されてしまう。
しかも、離陸直前に移送中の犯罪者ガスパール(マイク・コルター)の搭乗が告げられる。
<犯罪者ガスパール(マイク・コルター)手前>
飛行中、落雷で電気系統、通信が機能停止、コントロールを失ったブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンの孤島に不時着する。
<トランス機長(ジェラルド・バトラー)>
無事だったのは、機長、乗客ら17名、不時着した地域は反政府ゲリラが支配する世界最悪の無法地帯、ホロ島だった。
<ダニエラ・ピネダ、ジェラルド・バトラー、ヨーソン・アン>
機長は乗客を守ろうと、皆をその場に残し、元傭兵の過去がある犯罪者のガスパールと協力して島からの脱出を試みる。
トランス機長:「君の助けが必要だ 島から出るぞ」
だが、その隙に、乗客と乗員が反政府ゲリラの人質になってしまう。
生死を懸けたトランスとガスパールの乗客救出、ホロ島からの脱出は成功するのか?
緊張感で力が入りっぱなしの航空パニック・脱出サバイバルアクションの快作。
劇場でお楽しみください。
キレのあるアクションシーンは、演出(ジャン=フランソワ・リシェ)、撮影(ブレンダン・ガルビン)の力も然ることながら、カット割りや編集(デビッド・ローゼンブルーム)の巧さを感じた。
機長が乗客を守るという責務を全うしようと奮闘するトランス役のジェラルド・バトラーが頼もしい。魅力的な俳優です。
<トランス機長役のジェラルド・バトラー>
脚本はスパイ小説家のチャールズ・カミング、監督はジャン=フランソワ・リシェ。
<ジェラルド・バトラーと監督のジャン=フランソワ・リシェ>
毎週金曜日の朝日新聞夕刊に、全国映画動員ランキングが掲載されます。
11月24日~26日のランキングは下記の通り。
映画は劇場の大きなスクリーンで、大勢の観客と楽しさを共有したい。
<2023年12月1日の朝日新聞より)>
第2位「ゴジラー1.0」、第4位「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」、第7位「法廷遊戯」、第8位「ロスト・フライト」、第9位「ミステリと言う勿れ」を劇場にて夫婦で鑑賞。
「ロスト・フライト」が早くも1週目で第8位に!
5作品とも楽しめました。
「ゴジラー1.0」の記事を過日投稿しました。ご訪問頂ければ幸いです。
文中、敬称略としました。ご容赦ください。
<ジェラルド・バトラー主演DVD>