毎週金曜日の朝日新聞夕刊に、全国映画動員ランキングが掲載されます。
映画は劇場の大きなスクリーンで、大勢の観客と楽しさを共有したい。
全国映画動員ランキングと、好きな映画の事について語ります。
【全国映画動員ランキング】
2023年5月第2週の全国映画動員ランキングは御覧の通り。
＜全国映画動員ランキング（5月19日の朝日新聞より）＞
★第7位「銀河鉄道の父」
劇場で観ました。
世界中から愛されている宮沢賢治ですが、生前の彼は無名の作家のまま、37歳の若さで亡くなったんですね。恥ずかしながら、この映画で初めて知りました。
彼の死後も、その才能を信じた家族が諦めずに世に送り続けたことにより、高い評価を得るようになりました。
宮沢賢治を支えた父と家族の物語。
主役である賢治の父・政次郎役の役所広司の安定感ある演技はさすがです。
母は坂井真紀、弟は豊田裕大、祖父を田中泯が、宮沢賢治は菅田将暉が演じています。
＜田中泯、坂井真紀、役所広司＞
父・政次郎：「宮沢賢治 いい名じゃぁ」
兄・賢治に物語を書くよう勧める妹トシ役の森七菜が素晴らしい、好演です。
＜菅田将暉、森七菜＞
妹トシ：（賢治に）「お兄ちゃん 約束したでねえか 大きくなったら もっともっと いっぺえ お話創ってくれるって」
＜役所広司＞
父・政次郎：「私が宮沢賢治の一番の読者になるじゃ だから書け 物語を書け」
賢治の父を演じた役所広司は「この映画を観て、家族の誰かに久しぶりにメールでもしてみようかなという気持ちになってもらえれば嬉しいですね」と語っています。
門井慶喜の家族愛をつづった直木賞受賞作「銀河鉄道の父」。
監督は「八日目の蝉」（2011年）、「いのちの停車場」（2021年）の成島出、脚本は「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」（2022年）の坂口理子。
お薦めです。
★第２位「名探偵コナン 黒鉄の魚影」（立川譲監督）
公開５週目。人気ですね。劇場で観ました。
4月14日の公開から31日間で、興行収入が 111億1000万円を突破、観客動員数は約783万人を記録するなど大ヒットしているそうです。
今回の物語の鍵を握る、過酷な運命を背負う少女・灰原哀。元黒の組織の一員で、工藤新一が幼児化した薬の開発者・コードネームはシェリー。
姉の死をきっかけに組織から脱出するため、自らも薬を飲んで小学生の姿になり、現在は灰原哀と名乗っている。
灰原哀ファン必見、コナン（高山みなみ）と灰原の水中キスシーンも話題の劇場版「名探偵コナン黒鉄の魚影」。お薦めです。
＜灰原哀（林原めぐみ）＞
【ＴＶ放送予定の推薦映画】
放送日、時間等は予定です。別途ＴＶ番組表でご確認ください。
★「里見八犬伝」（1983年角川：深作欣二監督）
2023年５月23日13：00・ＮＨＫＢＳプレミアム
鎌田敏夫の原作「新・里見八犬伝」を、鎌田敏夫と深作欣二がシナリオ化し、深作欣二が監督したファンタジー時代劇映画。
JACの迫力あるアクション、特殊メイクや矢島信男の特撮を駆使して製作され大ヒットした。出演は、薬師丸ひろ子、真田広之、松坂慶子、千葉真一。
＜過去のアメブロ投稿＞
★「嵐を呼ぶ男」（1957年日活：井上梅次監督）
2023年6月6日13：00・ＮＨＫＢＳプレミアム
井上梅次（監督・原作・脚本）が石原裕次郎をイメージして製作した娯楽大作。
共演は北原三枝。
映像と音声を修復した4Ｋデジタルリマスター版が放送されます。
★「荒野の決闘」（1946年米ＦＯＸ：ジョン・フォード監督）
2023年6月9日13：00・ＮＨＫＢＳプレミアム
久しく西部劇が製作されていません。ワイアット・アープにヘンリー・フォンダ、ドク・ホリデイにヴィクター・マチュア。
拳銃に命を託して生きる男たちを詩情豊かに描いたジョン・フォード監督の西部劇の名作。原題は「いとしのクレメンタイン」
【2023年６月公開の映画チラシ】
★６月9日公開「水は海に向かって流れる」
（前田哲監督）
★６月16日公開「劇場版 緊急取調室 ＴＨＥ ＦＩＮＡＬ」
（常廣丈太監督）
★６月30日公開「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
（ジェームズ・マンゴールド監督）
文中、敬称略としました。ご容赦ください。