ずっとブログを読んでくれてる人たちは
薄々お気づきかと思いますが

そうです、

私は超絶ポジティブ人間です。


元々ネアカ気味な性格ではあったけど
輪をかけてプラス思考になったのは

30歳の頃。

一度死にかけました。


人間、そういう体験があると
もう多少のことは全部誤差って思える
とにかく生きてりゃいいやって

雑な考えになるのです。


で、その当時のことを

今更ながら書いておきます。

もしもこのブログを読んでいる誰かに

同じようなことが起こった時に
取り返しのつかない事態にならぬよう

 

できればこれから妊娠するかもしれない

全ての女性に読んでおいて欲しい話です。

 

そしてもし、

自分の身に同じような事が起こったら

迷わず救急車を読んでください。

 

 

ちなみにこの話、

今となっては笑い話にしてるので

あまり深刻に(同情的に?)捉えず
当時の私のアホさと浅はかさを

笑ってやってください爆笑




2015年3月26日(木)

仕事も好調で出世ルートに乗り
全てのことが順風満帆に進んでた私。


当時巷のブームで
ココナッツオイルがめっちゃ流行ってた。

コーヒーに入れて飲んだり
お米にいれて炊いたりすれば
ダイエット効果があるだとか

顔や体に塗ったら保湿パックになるだとか
髪に塗ったら翌日サラサラになるだとか

とにかくありとあらゆるものに
ココナッツが推奨されてたあの時代。



私も例にもれず

ココナッツブームに乗っかりました。

正直ココナッツの匂い苦手なんだけど
「保湿」や「髪がサラサラ」の誘惑に負け
この日初めてココナッツオイルデビュー。

風呂上がりに頭のてっぺんから

つま先まで全身ありとあらゆる場所に

ココナッツオイルを塗りたくったその日
事件が起こった。



深夜1時頃。
自分の全身から放たれる
ココナッツの強烈な匂いに

なかなか寝付けず
気分転換にキッチンへ

飲み物を取りに行った所

突然強烈な腹痛が。

尋常じゃない痛みにとっさに思った。


ネガティブ「ココナッツの呪いだ」
(絶対違う)



ロキソニンを飲んで耐えようとするも
何十分経っても薬の効く気配がない。

あまりの痛さに
これは普通ではない、救急車案件では?
と一瞬頭の中をよぎるけど

まって、なんて通報すんの?
ココナッツオイル付けたら
お腹が痛くなりましたって?真顔

てか救急隊の人に
コイツこの程度の痛みで
救急車呼びやがってとかって思われん?真顔


じゃあ旦那に病院連れてってもらう?
いや、待てよ。
深夜って料金高くなるよな??驚き
もったいないな。

うん、ただの腹痛だし我慢しようネガティブ




と結局病院に行くことはやめて

痛みと戦いながら

一睡もできず朝を迎えた。




3月27日(金)

朝方起きてきた旦那が
キッチンの床で疼くまってる私をみて
汗うさぎ「病院連れて行こうか?」
って言ってくれたけど

この日は大事な会議もあるし、
息子を保育園に連れてかなきゃだしで
ネガティブ「大丈夫、頑張る」
と、強がっていつも通りの朝を過ごした。



会社についても痛みは変わらず
むしろ昨晩にはなかった

貧血症状らしきものも現れるようになり
吐き気と血が下がる感覚と腹痛で

もう全身ぐちゃぐちゃ。

会議には出席したけども
あまりの顔色の悪さに同僚達から


ガーン「どうした?どこが悪い?」

 

と聞かれる始末。

ネガティブ「ココナッツにあたったかも」


とまたまた見当違いなことを言って

乗り越えた。


会議が終わって一人トイレに行き
何度か吐き…

気がついたら

トイレの床に倒れてた。


私めっちゃ潔癖なのに。
便器の前で目をさました時
一番最初に思ったのは

真顔「潔癖の私がトイレの床に

寝てるとか絶対に異常事態だ」

ってことだった。

ようやくここで危機感をもち、
上司に体調不良をつたえ
仕事を中抜けして
会社のすぐ近所の婦人科へ。


ここが一番の間違いだった。

会社から近いうえに
不人気な病院なのでいつもガラガラ。
待ち時間も短い。

そんな理由で選んだ病院のせいで
私は死にかけることになった。




会社近所の婦人科、患者は私一人。
もちろん待ち時間ゼロ。

簡単な問診のあと尿検査と内診をして
医者から伝えられた答えは

👨‍⚕「尿検査で妊娠反応が出てます。
吐き気と貧血はつわりですね。
腹痛は便秘でしょう。
整腸剤と痛み止め出しときます」


とのこと。

予想外の妊娠に驚きつつも
つわりなら仕方ないか…
と自分を納得させた。


会社に戻り上司に

妊娠してたらしい報告と、
今日は早退したい旨を伝え早退。


旦那にも同様のことをLINEすると、
仕事を切り上げて迎えにきてくれた。

病院でもらった痛み止めが効いたのか
帰り道は幾分かラクだったのを覚えてる。


帰宅してからすぐベッドで横になり
息子の保育園の迎えも夕飯の支度も
全部旦那に丸投げしてとにかく寝た。

 

 

 



3月28日~29日(土・日)

翌日の土曜日、翌々日の日曜日も
ずっと寝たきり生活。

病院に行くにしても、
土日は休日加算取られるし
つわり程度で緊急外来なんて行ったら
絶対に迷惑かけると思ってひたすら我慢。


吐き気と腹痛は更に酷くなってたけど、
オエー「コレはつわりだから」
と自分に言い聞かせて乗り越えた。

この頃にはもう、2.3歩歩くだけで
貧血で倒れるようになってた。






3月30日(月)

ほぼ寝たきりで週末を過ごし、
少し歩ける気力と元気が出てきた月曜。

真顔これは果たして本当につわりなのか?
と、ようやく自分の体調に疑問を持つ

歩けるようになったことだし…と
地元の産婦人科へ行き
受付のスタッフとヤイヤイ揉めてw
 → 揉めた時のことはこちらの記事

ようやく先生の診察を受けれる事になり
別病院での診察結果とかを説明し

👨‍⚕「じゃあとりあえず妊娠てことで
中見てみましょうか」


と内診台に座って足を開いた瞬間に

バシャッ!!!

と大量の鮮血が足元に散った。


それを見た瞬間に先生が何かを察したのか
看護師に血液検査を指示し
私は簡易ベッドに移されて安静指示。


驚きえ、今の血何???
今日まで一滴も出血とかないのに
なんで??え??流産??



と不安に待っていると、
血液検査の結果を持ってきた先生が一言。


👨‍⚕「シンエイさん、

死にかけてますね」

と。


えええーっ?

死にかけってなに?!

てかなんで先生そんな冷静なの?w

 

 

👨‍⚕「ここの前に別の病院で診察

受けてるんですよね?

子宮外妊娠のこと何も

言われなかったんですか?

 

もっと早く治療してたら

こんな事になってないのに…

 

とりあえず

このままじゃマズイんですが

うちでは手術できません。

これからドクターヘリで

大学病院へ搬送します。」

 

 

驚き「えっ、ちょっとまって

ドクターヘリ?

自分で運転して行きますから!」

 

 

👨‍⚕「ダメです。一刻を争います。

家族の方に連絡してください」

 

 

先生が言うには、

私はどうやら子宮外妊娠らしく
この時に既に、卵管が破裂していて
体内で大量に出血中だった
とか。

一刻を争うとのことで
急遽ドクターヘリで

車で1.5時間の距離の医大まで
搬送されることになったのでした。

 

 

驚きえーーっ私これから入院?

息子のお迎えどうしよう。

 

一番最初に心配したのが

保育園の迎えのことだったw

 

 

旦那に電話しても仕事中なのか

電話に出ないので

とりあえず母親に電話。

 

 

驚き「オカン、私なんか今から入院らしい」

 

真顔「え、そうなん?なんで?」

 

驚き「子宮外妊娠で卵管破裂したらしい。

ドクターヘリで医大に運ばれるみたい」

 

真顔「へー、大変やなぁ」

 

 

THE・他人事www

 

 

驚き「とりあえず、息子のお迎えお願い」

 

真顔「はーい」

 

 

今死にかけてる人と思えない会話。

 

連絡のつかない旦那にも

「なんか入院になったわ。

詳しくはオカンに聞いて」

とだけLINE。

 

 

あれよあれよと言ううちに

病院まで迎えにきた救急車にのり

ドクターヘリが来る

ヘリポートへ向かったのでした。

 

 


そしてこの日。

シンエイ家では

更にもう一つの事件が

同時進行してたのです…


長くなったので分けます。