前病院の対応にブチ切れ転院をかました翌日。
38歳の誕生日を迎えた私は朝から県境を超えてお隣福岡県へ。
自分にとって新しい1年となる誕生日から新しいクリニックへの転院。
それが果たして吉と出るのか凶と出るのか…行きの車の中ではずっといろんなことを考えてて落ち着かなかった。
約3時間かけてクリニックへ到着。
受付で予め用意していた問診票を提出し初診の旨伝え、「待ち時間に読んでおいてくださいね」とピンクのファイルバッグを渡される。
中には不妊治療に関わる基礎知識や病院の方針などが書かれた立派な冊子が入ってた。
特筆したいのが、受付の方が旦那に先に書類を渡して「ご主人さんあちらでコレ書いてきてくださいね~」と旦那を遠くにやったあと、私の方へ顔を寄せて小声で、「奥様、治療や過去のことで旦那さんに知られたくないこととかありますか?」と。
私は特になかったけど、人によっては旦那には知られたくない事ある人もいるだろうし、すごくありがたい配慮だと思った。
特に自然に旦那を遠くへ誘導するあたり、受付の人のスキルの高さをうかがえた。
クリニックで過ごしたのは4時間ほど。
問診、内診、血液検査、精液検査、今後についての相談と治療説明で、まあ待ち時間はそれなりにあったけど人の多さ考えれば全然許容範囲。
ちなみに旦那は精液検査あるなんて言ったら絶対についてこないので、一切言わずにだまし討ちで連れてきた結果…
めっちゃ怒ってたwww
ごめんってwwwww
採精室に連れて行かれて、DVDを渡されてようやく事態が飲み込めたらしく怒りのLINEしてきたw まあ最終的にはちゃんと協力してくれたけどw
ちなみに、この時のDVDのラインナップが熟女物・ニューハーフ・レズ物のある種のイロモノ3点で、旦那は帰りの車の中で「俺ってそういう性癖に見られたんかな…」と気にしてたw
話がそれちゃったので本線に戻して。
院長との問診では、過去の治療内容を口頭で説明。
本当は紹介状があったほうが良かったんだろうけど、昨日の今日での転院だしなんなら前病院には転院することも言ってないし
なので、本来紹介状を読むべき過去の治療内容についてはすべて私が口頭説明。
院長は私の拙い説明をきちんと最後まで聞いてくれて、「話を効く限りはもういきなり体外でいいね!まずは内診してからいつから開始するか決めましょう!」と内診へ。
噂のお股オープンカーテンなし対面診療&乱暴グリグリ内診(人によっては痛く感じるかも)の洗礼を浴びてきましたw
前回の移植周期でホルモン補充してたおかげか、左右に複数個見える卵胞を見て、「いいじゃん!今だよ!バッチリのタイミングだよ!!うん今周期採卵しましょう!」とトントン拍子で今週期の採卵が決まった
前病院で採卵先延ばしにされるのが嫌で転院を決めた私にとって、このスピーディーさがまさに求めていたもの!
ただ、一つ不安が。
それは私の卵胞は非常に取りにくい所にある(前病院のドクター談)という点。
これまでも卵胞自体の育ちも個数も悪くないのに、いざ採卵をしたら取れて1個、全く取れない時もあったくらい。
今だってたくさん見えてても取れない可能性だって十分ある。
「あの、卵胞の位置が悪いって毎回言われてて前の病院だと全然卵とれなかったんですけど…」
「それは前の病院が下手なだけだよ、うちなら今見えてるの全部取れるから」
「え、本当ですか?!」
「大丈夫、腕に自信あるから任せて!」
もう内診台の上で泣きそうだった。
私本当に採卵周期が嫌いでさ。
毎日時間通りにしなきゃいけない自己注射は痛いしプレッシャーだし、採卵日前にはHCG打つために深夜3時に病院行かなきゃならなかったし、何故か前病院は一泊入院必要だったからスケジュール調整も大変だったし。
そこまでしても結果が0とか1個とか。
んで、卵が取れなくても一泊入院だから、治療後は病院でただただ虚しく悲しい時間を過ごすのが本当しんどかった。
それでも、前病院のドクターからは「あなたの卵巣の位置が悪いからこれが限界」と言われてたから取れなくてもしょうがないって自分に言い聞かせてたし。
それをうちなら取れると断言してくれた院長。
ここに転院決めてよかったって心から思った。
まあこの会話も常に内診台の上でお股おっぴろげで交わしてたんだけどw
ということで、バタバタと今週期の採卵が決定。
昨日まで3月まで採卵周期お預けだと言ってたのが嘘みたいな展開。
ただ、体外受精するためには3回診察が必要とのことで、「最短での採卵に間に合わせるためには明日と明後日も来てもらわなきゃいけないけど来れる?」と。
仕事の穴埋めどうしようとか色々悩んだけど、多分この流れに乗らなきゃチャンスが逃げるって思って「頑張って来ます!!」と返事した。
ここまで言い切ってくれたんだから、私もそれに応えなきゃ!
せっかく今一番いい状態って言ってくれるんだからこの流れに乗ろう!
こうして、私の38歳初日は最高に前向きなスタートになりました。
次回、体外受精前の準備通院について書きます