女芸人に脅威と思うコンビの1組にパイレーツがおります。

浅田好未と西本はるかのコンビの時代を語る。

(のちの西本はるかは脱退、上恵さやか加入でコンビ2004年に再開するが気づいたら解散していた。)

初代は1997年~2001年の4年間で残した功績は大いなるもので、お笑い芸人としてのフィールドから少しずれて。

グラビアという芸風を笑い芸人に持ち組んだ初のコンビだったのではないでしょうか。

 

後に有名になりすぎたギャグ「だっちゅーの」を武器にボキャブラ天国でブレイク

なんと1998年にはお茶の間でお馴染みになっていた。

たった1年で売れてしまうのは、いつの時代もなかなかお目にかかれることはないだろう。

「ひょっこりはん」「ブルゾンちえみ」「オリエンタルラジオ」「キングコング」「8.6秒バズーカ」「エクスプロージョン」

以上のスピードで売れていきました。

 

パイレーツは面白くない、嫌い、芸人じゃないなんて人も多くいたかもしれません。

嫌いな人は記憶にこびりつくように、ボキャブラ世代の視聴者でパイレーツを記憶から出てこない

なんて人はいないのでしょうか。

まずそれが1つ目の脅威でありす。

誰しもが覚えてしまう存在。

 

私がパイレーツをはじめに見たのは、中古ビデオ屋の店頭のパネルでパイレーツが「だちゅーの」

のポーズをしていて釘付けになった。

その時芸人なのかもしらない私をも釘付けにしたのはやはり改めて考えても凄い!

ジャンルを知らなくても見てしまう。女性としての武器を最高に生かした芸風。

当時女芸人は体を張ってこそに価値を見出していた時代に、このスタイルを発明したのは素晴らしい。

2つ目の脅威です。

 

「だっちゅーの」は互換も言葉選びも決して面白いという印象があるものではないですが。

仮にアイドルが「だっちゅーの」をやったとしたら滑ってるというよりも、頑張っているなと言うイメージ

なのかもしれません。他ジャンルから「だっちゅーの」を持ち込んだインパクトも勝因だったようにも思えます。

芸人が発想出来ない、箇所で考えたのが凄いです。

 

そしてそんなに凄くないことが瞬間的に判断できるので「逆に」芸人でも真似することができやすかったというのも。

あります。

当時志村けんさんが番組中で「だっちゅーの」を使っているところを何度見たことか・・

ここも凄いところで若手のギャグを師匠クラスの芸人が気軽に使用してしまう事はいま1つでもあるでしょうか。

3つ目の脅威です。

 

そして女ざかりの21歳で全盛期を迎え肌の張りが凄くいい時代に胸を強調する行為がはまり。

それを見たい男性が山のようにいて味方につけたのも凄いところです。

売れそびれるなんて事はなくしっかり売れたというのが凄いです。

4つ目の脅威です。

 

そして芸人ではないなんて人も多くいたかもしれません。

しかしグラビアの人ですら「だっちゅーの」を発明する事は出来なかったのはあります。

中途半端なグラビアの女性が芸人になったのではなく、グラビアの中でも上のクラスが

芸人になったのがよかったのでもあります。

そして全盛期の営業単価が200万円を上回るともいわれていました。

悪い言い方をする人は舞台でだちゅーのを1回するだけで200万円ももらっていた。

なんていいますが、勿論営業なので持ち時間15分~25分はあったかと思います。

下手したらM-1グランプリ優勝者でもここまではもらっていないでしょう。

5つ目の脅威です。

 

馬鹿にする人も多くはいましたが、話題にする人口が多いという意味で言ったら素晴らしい人材と

新しい見せ方でした。常に話題の中心にいる存在でした。

その後、近いパフォーマンスで「魔女っこ」というコンビの女性芸人が活動されていましたが。

2番煎じにスポットライトが当たることはなく、パイレーツの進化系となる「モエヤン」が

時代の波にのることに成功しました。

「モエヤン」は綺麗な女性がネタに技術を持ち込み切れがあるところに新しさがありました。

そしてこれからはさらに進化したパイレーツは誰になるのか楽しみです。

その席を「まちむすめ」「ギブソンジュニア」等は死守することが出来るのか。

 

只今パーイレーツの記事がFLASHのウェブニュースでヤフーニュースに載っております。

私新道竜巳と野々村友紀子さんの対談もあるので気になった方はぜひ。