敗者復活戦 六本木ヒルズアリーナ 800人 1組のネタ持ち時間3分

前売り3500円 当日3500円 立ち見2000円

ここからテレビ放送になり、決勝に残れなかった21組が闘います。

1位のみ1組だけが敗者復活になります。

野外なのでまた空気が多少違う中、芸人さんのネタを見ることが出来ます。

 

それでは決勝の番組内容をお伝えいたします。

 

★オープニング映像の作成技術

これが視聴者さんには伝わっているか分かりませんが。

とにかく格好良く、この格好良さは芸人がより来年への出演欲を増すような演出になっております。予選参加者が見ると自分が決勝に参加出来なかった無力さ、置いていかれた感を押しつけられるような魅力的な出来映えになっており、当然のごとく手間がかかってます。

1つの映画が始まるかのような、ただならぬ空気感と過去の映像を参入させるドラマ性

がそこにはあります。

 

MCの人選

とくに上戸彩さんの復帰後初めてのテレビがM-1グランプリ2015だったように

今田耕司、上戸彩のお二人が格式高い番組だというのを物語っており、テレビを見慣れている方などはこの人選で力を入れているバラエティー特番なんだなと伝わるようになっております。

 

★審査員の人選

芸人さんは謙虚な方が実力者な程多いので審査員になりたがらないのです。

そんな中、無理言っていやおうなしにしていただいているのが以下の7名です。

毎年誰が審査員なのか予選参加者の中では話題になります。

 

オール巨人、渡辺正行、中川家・礼二、春風亭小朝、博多大吉、松本人志、上沼恵美子

 

この素晴らしい7名

一般の方はなにをもって素晴らしいか分からないかもしれませんのでご紹介いたします。

渡辺正行さん、松本人志さん、上沼恵美子さん、以外の4人は

現役でネタをやっておられるのも魅力なのです。

ここで演者の不満でありがちなのが、「偉そうに審査しやがってお前がやってみろ」が現役の審査員がいることと、実力がちゃんと世間で認められている審査員とで、解消されています。

どのくらい凄い審査員なのかは以下の通りです。

 

オール阪神巨人 オール巨人さんは現役の漫才師です。

1986 大阪府民劇場 大阪府民劇場奨励賞

1987 7回花王名人大賞 花王名人大賞

2016 66回芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)

2016 51回上方漫才大賞 大賞

等多数の受賞を今現在も更新している豪腕漫才師です。

 

渡辺正行

コント赤信号というトリオで活躍し。ブレイク後、ご意見番としても定評があります。

M-1グランプリ」では2005年・2006年・2008年・2009年・2010年・2017

と審査員をやっており、審査員の顔になりつつあります。

 

中川家 礼二さんは初代M-1グランプリ2001のチャンピオンでもあり。

17ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞(1996

30回上方お笑い大賞最優秀技能賞(2001

平成14年度 国立演芸場 花形演芸大賞 銀賞(2003

45回上方漫才大賞大賞(2010

現役漫才師で数々の受賞歴もあります。

 

春風亭小朝 現役の落語家さんです 著書も10冊出しております。

7NHK新人落語コンクール最優秀賞(1978年)

放送演芸大賞大賞・落語部門賞(1981年)

日本放送演芸大賞奨励賞(1983年)

文化庁芸術祭優秀賞(1984年)

等他多数の受賞を落語でされています。

 

博多華丸大吉 大吉さんは漫才師で「THE MANZAI 2014」のチャンピオンでもあります。

現役漫才師で数々の受賞歴もあり。

相方の華丸さんはR-1ぐらんぷり2006のチャンピオンでもあります。

 

ダウンタウン 松本人志さんはコンビの漫才師です。

1987 22回上方漫才大賞 奨励賞

1987 7回花王名人大賞 最優秀新人賞

1988 23回上方漫才大賞 奨励賞

1989 24回上方漫才大賞 大賞

等数々の受賞歴を持ち、新しい笑いへの探求心の高さで有名です。

 

上沼恵美子

元々は「海原千里・万里」とゆう姉妹コンビで姉との漫才師でした。

女性コンビの中でも特に目立っていて、漫才師として定評も高く。

喋りは今テレビを見ていただいて分かるとおり堂々とはっきり言うキャラクター

でした。漫才が面白くて島田紳助が分析し、何故こんなに面白いのか解析した

トークをテレビで放送されている事もある程でした。

 

この7名で不満がある人は限りなく少なく過去の経験値、受賞歴、能力値

どれも高いところにいる方々なのはおわかりいただけたでしょうか。

 

★番組冒頭での敗者復活の始まり。

決勝に出演が決まらなかった準決勝の出演者

(ワイルドカードで上がってきた1組抜いた全組)

が六本木のテレビ朝日前の広場で800人のお客さんに見られながら3分のネタで闘った結果を発表するのです。

ポイントはテレビを見ている一般の方が「dボタン」で3組出演者を選んで送るのです。

 

言ってもトップレベルの芸人さんが番組冒頭で敗者復活の順位発表はインパクトがあり、最下位から全組発表するその演出はM-1グランプリでないと演者も納得しないかもしれません。容赦ない残酷さと栄光が共存しております。

普段から贔屓にしている芸人さんなどがいる方はここで「ああ~」と声を出して見入ってしまうことでしょう。

 

勿論演者も知らないので出演者お客さんテレビの前の視聴者全員ドキドキになるのです。

 

このように全国放送で順位が全て流れるのです。

若手なので知らないコンビ名ばかりだと思う方もいらっしゃると思いますが

この方々が今、日本のトップをはしっている若手芸人なのです。

劇場に見にいけばゲスト扱いや、スペシャルライブにお呼ばれする方々です。

 

20位 ランジャタイ

19位 Aマッソ

18位 東京ホテイソン

17位 アイロンヘッド

16位 囲碁将棋

15位 からし蓮根

14位 見取り図

13位 セルライトスパ

12位 大自然

11位 霜降り明星

10位 笑撃戦隊

9位 さらば青春の光

8位 ニューヨーク

7位 相席スタート

6位 南海キャンディーズ

5位 三四郎

 

 

4位 アイシュタイン

3位 天竺鼠

 

ここら辺から激アツになります。

準決勝でかなりうけていた2組が4位と3位になり納得する反面残念でもあり

それを思いながら当人の顔を見るとやはり、かなり残念な表情、このドキュメント性にかなりの価値があるのです。

普段隙の無い立ち振る舞いをしていた芸人さんが、このM-1グランプリの前では演じきれ通せなくひざまずく顔を見れるのが、M-1グランプリの楽しみ方であります。

「ノンフィクションネタ番組」なのです。

 

ここで1位の発表でハライチとスーパーマラドーナの2組がスポットを浴びます。

実力では決勝にストレートに行ってないのがおかしいと噂されていた

スーパーマラドーナ

実力もあるが、特に知名度があるので、さらっていく空気感のある

ハライチ

この2組の偶然の残り方は芸人すらも分からなく予想しなかったのではないのでしょうか。

そして1位、スーパーマラドーナ 2位、ハライチ

となり、やっぱりガチで1番受けたコンビが上がるんだと興奮させられるのです。

 

ではこれが1位、天竺鼠でも 1位、アインシュタインでも 1位、ハライチでも

だれしもが納得させられたのかもしれません。

そのぐらい面白いに見分けがつかなくなっている接戦な具合を楽しんでいただけるとなによりかと思います。

 
③につづきます。