・・・と言うと、やっぱり「演歌」となりますかね?(笑)
いつもはJ-POPや洋楽の話ばかりに終始していましたが、一応日本人ですし、ここらでちょいと演歌の話もしたいかなぁ?なんて思いまして。
「演歌なんて・・・」とか思っている人も、ちょっとは「へぇ~~!」って思ってもらえたら嬉しいかな?
そんなこんなで、今日のお話は
「演歌」
日本のソウル・ミュージックです。
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演歌は、大きな分類では「大衆音楽」のジャンルのひとつ、と言うのがどうやら正しい考え方のようです。
もっとも、それを言ってしまえば現在のメジャージャンルであるJ-POP、HIPHOPなんかも同じ枠なんですが、より幅広い年代を考えた時に、演歌が持つカバー範囲と言うのは、実は他のジャンルを寄せ付けないほど広いのではないか?と、個人的にですが思っています。
例えば自分が学生の頃、X(後のX-JAPAN)を知っている40代、50代はほとんどいませんでしたが、美空ひばりや北島三郎を知らない同年代も、同じくほとんどおりませんでした。
まぁ、この例え方が正しいかどうかは別として、好き嫌いはともかくも、演歌と言うのは日本においては、各年代に等しく聴かれる媒体が存在すると言う事が言えると思います。
何気に・・・これってすごい事だとは思いませんか?(笑)
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演歌は、元々は「演説歌」の略語で、発祥は19世紀末、自由民権運動の頃まで遡ります。
当時、政治を風刺する演説への取締りが厳しくなった事で、演説の代わりに歌を歌い始めたのがそもそもの始まりで、それらの歌い手の事を「演歌師」と呼んでいました。
その後、昭和に入ると時代は「流行歌」の時代となり、ジャンル的には演歌は衰退していきます。
50年代に入り、それまで流行歌を支えていた藤山一郎が引退すると、流行歌の音楽性が一気に瓦解し始め、新しいジャンルへの模索が始まるようになります。
そしてこの頃、美空ひばり、春日八郎、三橋美智也、鶴田浩二、三波春夫、石原裕次郎、村田英雄、島倉千代子、小林明など、その後の日本歌謡界を支え、動かしていく多くのスターがデビューします。
そして60年代に入ると、現在の演歌のほぼ基礎が形作られる事となります。
ちなみに元々の「演説歌」が持っていた社会風刺的な要素は、この時代にフォークソングへ引き継がれていき、演歌はその名称だけを引き継ぐ形で発展していきます。
この60年代には、北島三郎、橋幸夫、都はるみ、水前寺清子、千昌夫、森進一、小林幸子など、現在も活躍する「大御所」が相次いでデビューしました。
続く70年代では、演歌はフォークソング、ニューミュージック、アイドル歌謡などと競争、共存する形で発展していく事となります。
五木ひろし、八代亜紀、森昌子、石川さゆり、細川たかしなどがデビュー、「なみだの操」「せんせい」「与作」「舟歌」「北の宿から」「津軽海峡・冬景色」「北国の春」など、数多くのヒット曲が生まれたのもこの時代でした。
80年代に入ると、演歌を取り巻く環境は次第に厳しくなっていく事となります。
その大きな要因が実は「カラオケ・ブームの到来」でした。
誰もが気持ちよく、なるべく上手に歌える歌がカラオケではもてはやされると言う点から、世に送り出される楽曲の多くがポップス志向になってしまいます。
またTVの歌番組も年代別に番組構成を違えたものが作られるようになり、これによって「幅広い年代に聴かれる歌」が生まれにくい時代となりました。
90年代以降は、演歌にとってはまさに「冬の時代」と言え、それは現在もなお続いています。
しかし、そんな中でも氷川きよしの活躍や、昨年の演歌界の話題を独占したジェロのように、小さな流れではあるものの、演歌は確実に進歩していると言えます。
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さて。
音楽的な話を少ししましょうか。
一般的に(まぁ、演歌の市民権がどれほどあるかは知りませんがw)演歌って言うのは「五音音階」なんですよ。
いわゆるペンタトニック・スケールですが、特に演歌では「ヨナ抜き音階」が多く使われています。
「ヨナ」って言うのは「4と7」の意味で、それを「抜く」訳です。
・・・あぁ・・・わかりませんか?(笑)
つまり、西洋音階の「C・D・E・F・G・A・B・C」、日本語表記なら「ドレミファソラシド」ですが、この中から第4音と第7音を抜けば良いんです。
つまり「C・D・E・G・A・C」の5音(Cが二つあるのはオクターブ違いだからね)を使うって事。
ちなみにこの「C・D・E・G・A・C」は「ヨナ抜き長音階」と言い、比較的明るめの演歌に多く使われます。
皆さんがイメージする、やや暗いめの演歌は「A・B・C・E・F・A」の5音を使い、これを「ヨナ抜き短音階」と言います。
また、独特の歌唱法「小節(こぶし)」や、ビブラートが多用されるのも、演歌の大きな特徴のひとつですね。
ちなみにこの小節とビブラート、本来は全然別物なのですが、ナゼか混同されちゃっていますよね。
まぁ・・・実害はないんですけども(苦笑)
と言う事で、今日は演歌です。
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多分ですが、演歌を好き好んで聴かない人でも、この曲は知っていると思われるほど、演歌の中ではスタンダードな名曲であり、カラオケでも比較的若い女性が歌ったりしますね。
(そんなに簡単な曲じゃないんだけど、みんな歌いたがるんだよねw)
1986年に発売されて以来、年末の紅白歌合戦でも何度か歌われていますね。
動画の再生回数が示していますが、数多くの「天城越え」の中でも、この動画は内容が特に素晴らしいです。
1番サビ終わり、そして4:40過ぎのラストで見せる石川さゆりさんの情念凄まじい表情と、最後の最後、客席を見渡して少女のように微笑む笑顔のギャップ。
これは、胸を打たれない方がどうかしてます。
じっくり聴いてみて下さい。
これも比較的カラオケで歌われる事が多い、坂本冬美さんの出世作ですね。
従来の演歌とはアレンジを違えて、Bメロからサビへ向けてのテンポをアップさせる事で、曲全体に大きな流れやうねりを作り出しています。
80年代後半の演歌には数多く用いられた手法ですが、ココまでハマった楽曲はそうはないですね。
ちなみに、ここまでパート間のリズムが違うと、音程取ったりノリを維持したりするのは大変なので、バンドでコピーすると結構苦労する楽曲だったりします(苦笑)
有名女形・梅沢富美男が、恋を舞台に例えて歌った、典型的な「艶歌」。
この人、音域はさほど広くないのですが、元々の声質が良いんですよ~~♪
軽くも無く、かと言って重くしゃがれた訳でもなくで、ちょっと聴くと前川清さんの声質に似ている感じもしますね。
歌詞が浮かび上がらせる、忍び、切ない恋世界を、淡々と、そして情念込めて歌い上げる梅沢富美男さんの声に酔ってみて下さい。
ちなみに動画のタグに美空ひばりさんの「夢芝居」がありますが、これはこれでまたスゴイです(笑)
上の3つは、比較的若い年代の人にも受け入れられやすい演歌だとすれば、コレはもう「ド演歌」とでも言いましょうか?(笑)
好きな人にはたまらんし、聴かない人はまず聴かない。
つまり、これが一般的な意味での演歌のスタンダードだと言えるかも知れません。
ちなみに歌い始めから曲の終わりまで、小節とビブラートがまんべんなく使われていますが、これは大御所・北島三郎だからこそ出来る技です。
並みの一般人がこの歌い方をした所で、一日でノドを潰すだけですのでご注意を。
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(おまけ)
楽曲的に言えば、コレは間違いなくジャズなんです。
ただね、演歌もジャズも単にジャンルで分けられているだけであって、人の心に届く距離はイコールなんですよ。
だからこそ「ソウル・ミュージック」と呼べるんだしね。
石川さゆりさんが着物で歌っているから、と言う訳でもないんだけど、どうしてもこの歌からは「艶歌」の香りがするんですよねぇ。
またさ・・・さゆりさんが本当に楽しそうに歌っているでしょ?
表情を見ているだけで、本当に癒される感じがします。
「さゆりちゃ~~ん!」さえ無ければ・・・ね(笑)
・・・にブログを更新しています(笑)
さて。
久々と言えば、このテーマを書くのも久しぶりですねぇ。
いろいろ探していた中で、これが一番刺さったのでUPしました。
ぶっちゃけ、CMで使われてもおかしくないクオリティです(笑)
大河ドラマみたいなオープニングから、真田幸村の大立ち回り、そして燃え盛る本能寺での信長と光秀の一騎打ち。合間の一瞬の横顔は森蘭丸??
出雲の阿国の舞の後は、もう誰が誰やら(苦笑)
前田慶次、伊達政宗、家康まではわかったなぁ。
切っ先交えてたのは多分、巌流島の武蔵と小次郎かな?
最後出てきたのは秀吉か??
まぁ・・・ゲームやった事無い人には、あまり伝わらない感じですかね?(苦笑)
戦国武将を題材にした格闘ゲームって着眼点は、ぶうっちゃけ「どうなのよ?」とか思ったりした事もありました。
でもこのシリーズは、合間に流れるストーリームービーがなかなか「通」なものが多くてねぇ。
(動画のタグに、同じくMADタイトルのムービーがありますので、興味のある方はどうぞ)
で・・・
今回はそんな動画よりもBGMですわ。
スロットやってる人なら一発でしょうが、山佐「戦国無双」での幸村BIGのBGM「真の武士」です。
つか・・・スロットのBGMのクオリティじゃないです、コレは(笑)
メインのギターは、少し深めにディストーションがかかってますが、ストリングスのキーボードの厚みが大きいので、このくらいがちょうどイイ感じに聴こえます。
リフ自体はそんなに難しいものではありませんが、やや手癖っぽいビブラートが随所に効いていて、意外と完全コピーするのは難しいかも知れないですね。
キーボードは全体を通してセンスの塊みたいな感じで、ストリングス系の音色を操るにはこうしなさい、ってお手本みたいになってます。
ベースとドラムは打ち込みなのですが、ちょっとリズムアレンジを変えてみると面白いかなぁ?なんて思って聴いてました。
と言う訳で・・・
ブログ再開しました(笑)
今夜の音楽話は、ちょっと視点を変え「女性ヴォーカル」にスポットを当ててみました。
思えば山口百恵と言う大きなカリスマが引退し、キャンディーズが普通の女の子に戻った後、日本では女性ヴォーカルのジャンルの多様化が一気に進んだ気がします。
アイドルと歌手、ヴォーカリストの定義と境界が混沌とし始めた80年代。
そして明確なコンセプトと個性がアーティストを確立させた90年代。
実力に裏打ちされた個性が光り輝いた2000年代。
それぞれに忘れ得ないヴォーカリストがおりました。
今夜はそんな彼女達を取り上げたいと思います。
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この映像は個人的に本当に記憶に残る彼女の1ページなのですよ。当時のTV番組の中では唯一、ほぼフル・コーラスを要求された夜ヒットで、まさにこの映像のOAを見ていた当時のオイラ。もちろんデビュー曲「殺意のバカンス」の頃から知ってはいましたが、この夜のこの時の彼女を見た時から、オイラの中では彼女はアイドルではなく、一人のアーティストであり、純粋なヴォーカリストになりました。後にも先にも、オイラが一瞬「歌姫 中森明菜」を忘れた夜はこの日だけです。「私は歌と結婚したから、今生ではもう結婚できないの」と生前語った彼女。後のミュージカルやクラシック・クロスオーバーでの活躍を見れば、彼女が歌にかけた情熱の高さがいかほどのものかがわかります。
この頃の女性ヴォーカリストの中で、彼女ほど作詞に「ありふれた感情・日常」を織り込んでいた人はいないだろうなぁ、と言う思いが本当に強く残る人です。音楽的なジャンルで言えば、ちょうどこの後に出る小比類巻かほると相川七瀬の間に位置する人なんだよね。でも早くから作詞を自分で手掛けて、その分早くにいろんなジャンルに行っちゃった人だから、本当に好きな人じゃないと聴いてない可能性は高いかもなぁ・・・と、思ったりします。歌詞の譜割りのアドリブが本当に上手で、元々持っているリズム感が優れた人なんだろうと思わせますよね。この曲は伊秩弘将さん作曲だったかな?彼女とのコンビだと「男」もそうだったっけか?個人的には好きな組み合わせだったんだけどなぁ。
「歌う姿が絵になる女性ヴォーカリスト」と問われて、今でもオイラが一番手に名前を挙げたいと思える方です。逆に言えば、歌っていない彼女を想像する方がオイラには難しいですね(苦笑)音域がそれほど広くない方ですが、独特の声質と伸びのある中音域がキレイで、それを活かす楽曲に恵まれたのもあって一気にメジャーになりましたよね。この「DREMER」は個人的に学生時代にバンドでコピーした思い出もあって、彼女の曲の中では大好きな曲です。イントロの展開が結構大仰なんですが、その後の小気味いい8ビートは弾いていても気持ち良かったですねぇ。ただ、彼女くらいになるとコピーするにもヴォーカルの技量がかなり要求されちゃうんで、単に「かわいいから」だけでヴォーカルは選べなかった思い出もありますよ(苦笑)
この曲を初めて聴いた時は衝撃的だったよねぇ。打ち込みのダウンビートって、そこそこ出始めの頃だったけど、そこにラップ入れちゃってたもんな(笑)楽曲の完成度も高いし、ヴォーカルとしての完成度もかなりのもの。そこに追い討ちをかけたのが、北海道じゃ知らぬ人はいないだろう某老舗菓子会社のご令嬢ときたもんだ(笑)TVへの露出がなかなかなかったから、一時期「不在説」まで流れたんですよねぇ。ZARDが初めてじゃないんだよ、この手の話は(苦笑)デビュー後は一気にメジャーに上り詰めちゃった感じがしますが、途中公私でいろいろあったり、結構苦労もしてる人だって印象が強いですね。目にすごく力のある人で、このPVの冒頭の視線はくすぐられちゃいますねぇ・・・今でも(笑)
小柳ゆき「prove my heart(Short ver.)」
多分、同時期に宇多田ヒカル、そしてMISIAと言う日本を代表するR&Bヴォーカリストがいなければ、彼女は天下を取れた人だと思いますよ。宇多田ヒカルとMISIAが共に高音域の伸びが特徴的な声だったのに対して、彼女は実声音域の低~中音域の伸び、そして質がズバ抜けて良く、カラオケなんかで彼女を歌を歌うのには音域よりもむしろ「声の雰囲気」がモノをいう、かなり敷居の高いヴォーカリストですよね。「愛情」も個人的にかなりの名曲なのですが、むしろこの曲を聴いた時のインパクトの大きさは一生モノだったので、短いのですがUPしました。ギターカッティングからベースが乗っかるオープニングは珍しくも何ともありませんが、ランし続けるベースに対してやや走り気味のドラムの危うさが残るリズムに、本当に上手に歌詞を載せるこの技量は、素晴らしいの一言です。今改めて聴いても鳥肌立ちますね(笑)
いろいろあった一年。
前途多難な人生で、本当に申し訳ないなぁ、と思います。
少しだけ・・・先が明るくなってきたかな?
まだまだか(苦笑)
この一年は、きっと今まで以上に大変な一年になると思う。
いろんな意味でね。
自分を見失わないよう、目的を見失わないよう・・・
俺も頑張らないと・・・そう思っています。
一日遅れちゃったけど・・・
1932年の演劇「ザ・グレート・マグー」の為に書かれた劇中曲「If You Beleave In Me」が元々の原曲ですね。その後に映画「Take a Chance」に使用されたのを機に、広くジャズ・スタンダードとして知られるようになりました。海外では当然、多くのジャズ・シンガーがレコーディングしていますが、古くからのジャズ・ファンなら、美空ひばりさんのアレンジを懐かしく思い出す方も多いかも知れません。個人的にはエラ・フィッツジェラルドのアレンジが一番好きですね。後半、緊張からかややキーを外しちゃってるのは、ご愛嬌と言う事で、ね(笑)
ども。
探せばあるかと思って探すと、大抵・・・他のものが見つかる(笑)
今回も、元々の予定とは違ったのだけど・・・
TONG-POO(The Trio World Tour 1996より)
元はYMO時代からの超有名曲。
ただ、俺自身はこの曲は「組曲」だとずっと思っていました。
なので、ある程度の少人数オーケストレーション、又はピアノ弾き語り+αくらいの構成でいい感じになると。
だから、今回のこのトリオの構成は意外でした。
イントロからややテンポを速めての弾き始め。
客席は当然、この曲ですからスタンディングでノリノリでしょう(笑)
弦楽器2本との組み合わせ。
ピアノとのフレーズの割り振りが興味ありましたが、まぁ、そこは無難な感じでしょうか?
間奏終わりで、後半のAメロ終わり。
時間にして3:30から一瞬の静寂・・・
いやぁ・・・脳天に釘打たれました。
この曲をこんなにジャジーにするインプロヴィゼーションがあったとはねぇ・・・
この一瞬の為だけのボウイングからツーフィンガーへの奏法変更。
テンポが速かったのは、ただこの一瞬の為だけだったんですね。
もう13年も前の映像なのに、引き込まれてしまいました。
元々ジャズの下地を学生時代から持っていた教授ならでは・・・と言うことでしょうかね。
お見事でした。
リメイクの2回目は特定の人物ではなく、ちょっと小難しいかも知れませんが真面目な音楽話を。
今日お話するのは
「JAZZ-ジャズ」
日本人にはあまり馴染みが無い印象だったジャズですが、ここ最近ジャズを聴く人が増え、かなり身近に感じられるようになったと思いますが、どうでしょうか?
元々、日本でも60年代にジャズを基本にした音楽がそれなりに流行った事がありました。
ドリフターズやクレイジー・キャッツなんかがその代表ですかね?
(若い人にはわからんかww)
今日はジャズについて、いろいろとお話したいと思います。
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ジャズの歴史の始まりを追うと、その発祥は19世紀末~20世紀初頭に遡ります。
JAZZと言う言葉の語源は、ジャズ発祥の地とされるニューオーリンズの古い隠語(スラング)で「(女性の)性器」「性行為」を「jazz」、「売春宿」を「jazz house」と呼んでおり、この売春宿の待合室や酒場で演奏していたバンドを「JAZZ BAND」と呼んでいた事から、だと言われています。
他にもシカゴで生まれた説、フランス語のjaser(「くだらない話」と言う意味らしい)が語源という説など、ジャズの語源を巡る説はたくさんありますが、きちんとした語源説明があるのがこのニューオーリンズの説だけですね。
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ジャズは西洋音楽とアフリカ音楽の組み合わせにより発展しました。西アフリカやサハラ砂漠西方に根付いた霊歌や民族音楽と、ニューイングランド地方の賛美歌、軍隊音楽等が根底として挙げられます。
「霊歌」と呼ばれる「スピリチュアル」、そのスピリチュアルから派生した「ブルース」、更にはそのブルースから派生し、独特のリズム「シンコペーション」を特徴とした「ラグ・タイム」を要素として含む音楽形式としてジャズは誕生し、後に西洋音楽理論との融合が進むに連れて、人種や国籍、音楽ジャンルを飛び越えて発展する事で音楽芸術の現代様式のひとつとなり、現代の様々な様式に分化した音楽にとっても理論上の源流となるまでに発展した、それがジャズと言われる音楽です。
ジャズの話をすると、いろんな音楽的要素の名称が出てきます。なので、以下に代表的な要素をピックアップして説明します。
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「スピリチュアル」
日本語で言えば「霊歌」、もしくは霊にまつわる様々なものを指します。TVなんかでもちょっと前にスピリチュアルカウンセラーみたいな方が流行りましたが(笑)、ココで言うスピリチュアルはあくまで歌の部分ですね。キリスト教がアフリカ系アメリカ人に広まった時に、賛美歌とアフリカ独特の音楽性が融合されて出来たものが黒人霊歌、ニグロ・スピリチュアルと呼ばれるものです。「アメイジング・グレイス」は、スピリチュアルとしては最も有名な楽曲かも知れませんね。
「ブルース」
19世紀の終わり頃、ニグロ・スピリチュアルと労働者達が歌うフィールドハラー、いわゆる「労働歌」から発展したものとされるブルース。語源としては日常の幸せなことや憂鬱な事を指す「blues」だと言われています。アコースティックギターでの弾き語りと、ブルース形式と呼ばれる12小節構成を基本としています。
「ラグ・タイム」
19世紀末から20世紀初頭に、アメリカで流行した音楽ジャンル。元はミズーリー地方の黒人ミュージシャンがブルースを基調とした独自の演奏法を発展させたものが、従来のクラシック音楽に比べてリズム的に「遅い」と思われた事から「ragged-time」(「遅れた時間」って意味かな?)と呼ばれ、それを略してラグ・タイムと呼ばれるようになります。
「ブルー・ノート」
ブルー・ノート・スケールとも呼ばれます。通常のメジャースケール(音階)に「第3音、第5音、第7音を半音下げた3音を含む」音階を指して言います。
「ド-レ-ミ♭-ミ-ファ-ソ♭-ソ-ラ-シ♭-シ」
ジャズはもちろん、ブルースにおいても基本とされる音階です。
「シンコペーション」
日本語に訳せば「切分法」だったかな?基本的に音楽は「拍(拍子)」を刻む事で進行し、それは小節毎に強弱が付けられているものですが、拍子の頭や、強拍の位置に休符や連続する長音が入り込んでくる(弱拍から強拍まで音が伸びる場合も同様ですね)場合に、それ以降の拍が遅れる事を言います。ちょっと難しいですけど、いわゆる「スイング感」等を出す為には必須の音楽理論になります。
「ポリリズム」
簡単に言えば「拍子の違う複数の楽器から成る演奏」とでも言いましょうかね。特にプログレッシブなんかでは常套手段とも言える音楽理論です。例えば同じ曲の中で、Aと言うパートは4拍子で演奏し、Bと言うパートは3拍子で演奏すると、お互いの拍子は12拍子目、Aなら3小節、Bでは4小節目にリズム的な一致を見るような音楽形式の事を言います。ホルストの「木星」とかショパンの幻想即興曲なんかは代表的なポリリズムですね。
「インプロヴィゼーション」
いわゆる「即興」と呼ばれるもので、音楽では古くから用いられた表現様式のひとつです。ジャズはこの即興の要素がとても強く、一定のルールによる強制(例えば「このコードの展開音階のみで演奏する」みたいなもの)に従って演奏され、発展した流れと、全くルールのない自由な表現(フリー・インプロヴィゼーション)で発展してきた流れがあります。
「コール・アンド・レスポンス」
日本語で言うと「掛け合い」となります。曲の中でAと言うパートがソロを取った後に、そのAパートのソロの流れを継いでBと言うパートがソロを取ったり、単にAのメロディの後にBが同じメロディを演奏するなど、複数のパートがお互いの演奏に対して影響されつつ、独立演奏する事により結果としてメロディを掛け合う事を言います。ジャズでは特にインプロヴィゼーションとの兼ね合いで古くから発展してきた要素のひとつですね。
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1917年にニューオーリンズの白人バンド、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドが初の商業用レコードを発売し、ジャズは商業的音楽へと踏み出していきます。その後、様々な音楽理論付けが行われるようになり、またバンド構成も様々に変化するにつれて、ジャズは多数の形式を持つ音楽として発展しました。
1920年代には音楽理論との融合が進み、一般大衆向けのポピュラー音楽として受け入れられていったジャズは、1930年代に入るとソロ演奏を重視する流れから、それまでの小規模なユニットからビッグバンド編成によるスウィング・ジャズが隆盛するようになります。この頃、名を馳せたのがルイ・アームストロングですね。
1940年代になると、アレンジによるソロ手法をメインとしたスウィング・ジャズに対して、インプロヴィゼーションによる表現を模索する動きが広がり、ビバップが誕生します。この流れはその後、50年代に入ってクールやハード・バップへと続き、いわゆるモダン・ジャズの源流となって行きました。
1950年代後半になると、ジャズは映画音楽とも深い繋がりを持つようになり、より一般大衆受けする音楽として認知されます。一方でマイルス・デイヴィスによるモード・ジャズ、コールマンやテイラーによるフリー・ジャズの模索が始まり、ジャズは様式をより複雑化して行きました。1960年代以降、ジャズは細分化と技術的要素の発展が顕著に見られる時代となり、マイルス・デイヴィスによる楽器の電子化は、後にフュージョンとして発展継承されて行く事となります。
(現在用いられているジャズ形式)
スウィング・ジャズ
ニューオーリンズ・ジャズ/デキシー・ジャズ
モダン・ジャズ(ビバップ、クール、ウエストコースト、ファンキー、ソウルetc)
フリー・ジャズ
フレンチ・ジャズ
シンフォニック・ジャズ
ラテン・ジャズ(ボサノヴァ、アフロ・キューバンetc)
ジャズ・ファンク
ポップ・ジャズ
クロスオーヴァー
フュージョン
ニュー・ジャズ
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ジャズは、その歴史上で様々なビッグ・ネームを輩出しました。
<サッチモ>ルイ・アームストロング、ロン・カーター、ナット・キング・コール、ジョン・コルトレーンなどなど・・・いずれ劣らぬ音楽家であり、ある意味「芸術家」でもあった名ジャズ・メン。彼らの影響を受けたのはジャズに傾倒する音楽人だけでは無く、ポップス、ロック界の重鎮達や日本でも歌謡界の多くの人々がジャズの影響を色濃く受けています。これが「ジャズが現代音楽の根底を支えている」と言われる理由でもあるんですね。
その発祥は、クラシックなんかに比べれば遥かに浅いジャズ。ですが本文でもお話した通り、現在の様々なジャンルの音楽を紐解いてルーツを探せば、ほとんどの音楽はジャズに行き着くと言われるほどに、ジャズは現代音楽の中枢を成していると言っても過言ではありません。
それはおよそ1世紀に渡り、多くの名ジャズ・メン達が紡ぎ上げてきた歴史であり、高度な音楽理論と音楽的技巧、手法に裏打ちされた音楽体系であり、更には数え切れない程の名曲、そして数え切れない程の名演に支えられた歴史でもあります。
そろそろ初夏の香りも立ち込める頃。
夜が短くなる前に・・・ジャズに酔ってみてはいかがですか?
2006年の年明け。
4号機の完全撤廃が決まり、4号機の迎える最後の年明け。
正月の風景が、肌寒い街を彩る中、俺はいつものホームに向かっていた。
並びはまずない・・・と思っていたのだが、予想に反して既に十数人の客が入り口にいた。
正月早々、大きなイベントを打つ店ではないのだが・・・
まぁ・・・皆、やる事がないのだろう(苦笑)
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開店と同時に、俺は一人、大花火のシマへ向かった。
暮れのデータが残されたデータ機を見つめつつ、5台の大花火をしばらくウロウロしていた。
おそらく、どれを選んでも大差がないだろう事は予想していた。
去年の正月も、そう設定状況が良かった訳ではないし(※1)、既に打ち始めているキンパルのシマからはリセットらしき気配すら感じられない。
と言うことは・・・
暮れから設定は変わっていない可能性が大きい。
そこで再度、データ機を見比べた。
総ゲーム数4800、BIG17 REG9
1台だけ、中間設定濃厚な台がある。(※2)
低設定の引きとも言えなくはないが、とりあえずはこの台で様子をみよう。
そう決めて、台をキープした。
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打ち始めて30分もすると、店内にもそこそこ客が付いてきた。
回転数が200Gを越えようとしていた時、真後ろにあった鉄拳にBIGが入った。
そして数分後・・・
BIG終了と同時に、コインがけたたましく吐き出された!!
クレオフか!
俺はもちろん、店内にいた常連の何人かはこの鉄拳の光景を見て目の色を変えた。
既にBIGを引いて、クレオフが無かった者はすぐさま台を移動している。
しかし・・・これで俺は逆に動けなくなった。
とりあえずはこの台の結果を見なければ・・・
空いていた大花火にも、このクレオフを見て客が付いた。
移動すら難しい状況の中、予告音が鳴る。
左中段長男停止で順回転「三尺玉」(※3)
そして中リールをフリー打って、俺はしばし固まった。
ど真ん中にドンちゃん停止・・・2確だ。
右にドンちゃんを狙い、そのままBIGをスタートさせた。
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最後のJACゲームを消化し、BGMが鳴り終わる。
・・・クレジットは落ちなかった。
残り4台の大花火のうち、既に2台はクレオフせずに0Gでやめられている。
残る2台は結果待ちだが・・・さて、どうするか?
結局、俺はそのまま台を打ち続ける事にした。
朝イチの出目が暮れのままと仮定すると、挙動を見た段階で設定変更が無いと思えた。
さらに、クレオフしなかった事により、設定5,6は否定されたが、低設定が確定した訳でもない。
データ機の残されたデータが、思い描いた設定だとすれば、この台は十分勝負できると判断した。
あとは・・・俺の引きだけだ。
残る2台をマークしつつ、打ち続けていると
「あけおめっす!」
不意に後ろから声をかけてきたのはタカシだった。
初詣にでも行って来たのだろうか?
いつものラフな服装とは違い、小奇麗な格好をしていた。
「初詣?」
「神宮行って来ました(※4)」
「定番だな」
「どんな感じですか?」
「クレオフやってる」
「マジですか?正月なのに」
そう笑ったタカシが、ふと俺の台を見て目を見張った。
「入ってますね」
タカシを見ながら流していた俺が振り返ると
左下段山付七、中中段七(※5)
今日は2確目がよく拝める日らしい。
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しばらくすると、俺の隣の台がBIG後、クレオフせずにやめられた。
それを見たタカシが、即座に台をキープした。
「まくっちゃいますよ」
笑いながら言うが、タカシが言うとそれっぽく聞こえる。
しかし、これで俺もようやくスイッチが入った。
2006年の年明け。
4号機最後の正月。
静かに・・・幕が上がった。
(続く)
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【今日のおさらい】
(※1)正月の設定状況
例えば何百台も設置がある大型チェーン店はいざ知らず、この小説の舞台となっている単独店舗のスロット専門店みたいな小規模営業では、正月から客に還元する事は少ないでしょうね。正直、スタッフも普段より少ない店が多いですし(苦笑)まぁ、おとそ気分で打ってくれる客が多く、設定入れなくてもある程度の稼動が見込めるって事なんでしょうけどね。三重で始まった「年越し営業」も、お祭り騒ぎ的な要素が強いだけで、設定状況はかなり悪いみたいですね。
(※2)このデータの考え方
BIG確率だけなら設定5に近い値ですが、REG確率は設定2か3ってところです。大花火の場合、よほど引きに偏りが無ければBIG先行のデータが出来上がるのは自明の理なので、ここではREGの確率に注目して設定を読みます。REG確率に設定格差のある設定1,2よりは上と判断した段階で、疑わしきは設定3・・・これがセオリーですが、3にしてはBIG確率が先行しすぎているデータなので、そこを踏まえて「設定3,4」と読んだ訳ですが・・・正解は・・・もう2,3話後に出てきます(笑)
(※3)左中段長男停止順回転「三尺玉」
演出にハズレ無しの段階で、リプレイが確定する出目です。逆に大文字、チェリーこぼしの場合はココでは絶対に停止しない為、例えば鉢巻リールで「第一停止逆回転青ドン」はその時点で1確になります。制御上、もっともアツいのは1コマスベリじゃなかったかな?ビタ停止だとほぼリプレイだった気がしますが、それでもハズれる時はハズれる、意外性があるポイントでしたね。ちなみにココからのリーチ目はかなり強めの共通目です。
(※4)神宮
札幌で「神宮」と言えばただひとつ、北海道神宮だけです(笑)大晦日の年越し前から、参道までの道はかなり混雑しますよねぇ。お宮までは緩やかな坂道を登っていくのですが、凍っていたり吹雪いていたりすると、かなり困難な道のりになります。
(※5)左下段山付七、中中段七
大花火ではもっとも有名な2リール確定目の一つですね。制御上の縛りがほとんど無いので、フリー打ちしてても出る時は本文のように出ます。比較的強めの出目ではありますが、個人的にはかなり相性が悪く、ほとんどBIGを引いた覚えがありません(苦笑)ちなみに左中この形から、右中段七ビタ停止は、かなり気持ちいいBIG確定目ですね。

