ひ「たっだいま〜!今日スーパーでさ、ぴったり3000円で買い物できてさ〜...って、夏鈴?」

あれ?夏鈴がいない。

玄関に靴はあったのに、事務所の椅子に座ってない...

ということは...

ひ「全く...またかくれんぼして寝てんだな...」


夏鈴の特技なのか分からないが、すぐ1人になりたがって、どっかに行く。

この、事務所兼自宅はそんなに広くないし、そんなに部屋がある訳でもないのに、探すのにひと苦労するのだ。

ひ「はぁ...探すか...」



小一時間後...

夏「もう...せっかく寝てたのに。」

ひ「どうやってあんな狭いところ入るんよ!寝るなら事務所のソファででも寝たらいいじゃん!」

夏「だって、ひとりの空間が欲しい。」

ひ「私が買い物出てたらひとりじゃん!」

夏「だって、ひかるいなかったら、依頼者が来た時にどうも出来ない...」

ひ「しっかりしてよ...!探偵でしょ...!まあいいや。そういえば!スーパーで買い物してたら、聞いたんだけどさ、最近ここら辺の猫が、ある時間帯になると姿を消すらしいの!」

夏「ふーん。」

ひ「神隠し...いや、猫隠しかなぁ!!ねぇ!事件の匂いがしない!?」

夏「ふぁぁ〜」

ひ「もう!真面目に聞いてよ!」

夏「ん...。目覚ますために散歩いってくる...」

ひ「もうっ!!いっつも昼寝して散歩いって...!仕事してよ!!あ、そういえばもうすぐ、その猫隠しの時間だな...。よし!ここは助手の私が事件解決に赴こうではないか!!」






ひ「と、外に出てきたはいいものの。どうしよう?いつも夏鈴どうしてるっけ?...ってあ!第一町猫発見!尾行するぞ〜!」


ひ「ちょ、まって、え、こんなとこ通るの?通れる...って、あぁっ!見失った...」

ひ「あ!猫!次こそ!ええぇ。そこは人の家だから私は入れんよ...」

ひ「今度こそ...!!よいしょっ!よし、通れた...!って、先に進めないじゃん!どこ行ったん!!」


と、まあ、頑張ったんだけど、相手は猫。
塀の上を走り、ぴょんと隣の家に入り込み、まるで液体のように細い穴に入って、道無き道をずんずんと進むので簡単にかわされ続けた。


ひ「はぁ...はぁ...なんとか追いかけてきたぞ...。さっきから猫の姿増えてきてる気がするし、事件の匂いがする...!」

そしてたどり着いた場所は神社だった。




そこにはなんと!沢山の猫が!!


ひ「よし!事件解決だ!この猫サークルはなんでできて...










ってえ?!夏鈴!?」



なんと猫サークルの真ん中には寝ている探偵夏鈴が居たのだ。

ひ「...っておいっ!猫隠しの原因は夏鈴かいっ!!」

夏「ぬくぬく...」zzz




寝起き散歩がルーティンの探偵夏鈴。
近くの神社で日向ぼっこをしているとまた寝ちゃって。知らない間に猫に囲まれるほど、猫に好かれちゃう体質なのであった。



事件解決!!(?)





✄-------------------‐✄


お陰様で私は元気になりました!
でも夏鈴ちゃん...大丈夫かなぁ...
最近めちゃ忙しいだろうし、どうかゆっくり休めてますように...!

映画!!主演!!おめでとう!!楽しみ!!
どんな役かなぁ!わくわく!
ただ...私の地域(めちゃ田舎)放映されない気がするぞ...?