…まあ、可愛いから許すけど。
でも、流石に何度も何度も幼児化されたら、こっちの体力と気疲れがやばい。
ということで、今日は節分。
夏鈴ちゃんと協力して、あの子たちを少し懲らしめることにした。
保「ほな、2人で仲よくお留守番できる?」
夏「すぐ戻ってくるから。ほのんち荒らしたらあかんよ。」
ひ天「「はーい!」」
2人には、買い物に行くと言ってお留守番を頼んだ。
ひぃも行く!天も行く!ってさっきまで騒いでたのに、お菓子を与えたらころっと大人しくなってお留守番する〜だもんな。やっぱり子どもだ。
夏「で、どうする?」
保「んー。鬼のお面被って突然押しかけてみる?」
夏「あー。なんか、よく子ども泣いてるしな笑いいかも。」
保「2人で行ったら可愛い2人の様子、撮れへんから、どっちかが鬼役やな!笑」
夏「えー。」
保「じゃんけんな!いくで〜じゃんけん…!!!」
保「ただいま〜」
ひ「おかえり〜!」
天「あれ?かりんは?」
保「なんか買い忘れがあるからってコンビニ寄って帰る言ってたよ〜」ピーンポーン
天「あ!かりんかな!天開けてくりゅ!」
保「ひぃちゃんもいっておいで?」
ひ「うん!」
ピロン
ビデオもまわしはじめた。
さぁ。お仕置の始まりだ。
バタバタバタッ
ひ「うわぁぁぁ!」
ひぃちゃんが泣き叫ぶ声とともにリビングに戻ってくる。
ひ「ほのちゃっ!たすけ…うわぁぁぁん!!」
そう。助けてくれる保乃はいない。
いるのは赤鬼のお面を被った保乃。
実は2人とも鬼になることにしたのだ。
保「悪い子どこだぁ〜」
ひ「ぎゃあああ」
ゴチンッ
泣きながら玄関の方へ逃げようとした所で、泣きながらこっちに逃げてきた天ちゃんと頭をぶつける。
天「いたぃ…」
ひ「…うぅぅ」
夏「イタズラする子がいると聞いたぞ〜。どっちだぁ〜」
ふふっ。青鬼のお面を被った夏鈴ちゃんなりきってる〜!
保「どっちだ〜!」
ぎゅっと抱き合ってる2人を挟んで赤鬼と青鬼が詰め寄る。
さぁ。どうする?