保「れなちゃん?どうかした?」

麗「ん?どうもしてないよ〜?」

ひ「なんか悩み事?」

麗「も〜!大丈夫だってば〜!2人とも心配症だなぁ〜!」



麗奈side


今年も1年が終わる。


今年は麗奈のセンター曲“桜月”

夏鈴ちゃんのセンター曲“Start over!”

そしてひかるちゃんのセンター曲“承認欲求”


3曲も出させてもらえて。


海外公演も3回も行かせてもらえたし、3rdツアーも3rdアニラもあったりしてとても充実した1年だった。



けど…。



?「守屋ちゃん。」

麗「ん?あ!夏鈴ちゃんじゃん〜!どうかした?」

夏「…。いや。なんとなく。」



そう言って夏鈴ちゃんは無言で私の横に座ってきた。

何を言うこともなく。

そっと寄り添ってくれて。

しばらくそばに居てくれる。


だからかな。


なんか聞いて欲しくなったんだ。



麗「今年さ。色んなことがあったよね。」

夏「あったなぁ。」


麗「ツアーもアニラもあったし。ユニ春も今年なんだよ!」

夏「そうだね〜。楽しかった。」


麗「1年間に3曲も出させてもらえるなんて凄くない?」

夏「すごいよね。ありがたい。」


麗「待望の夏鈴ちゃんのセンター、ひかるちゃんの圧巻のセンター。」

夏「うん。ありがと。麗奈ちゃんも初センターでしょ?」


麗「…そんな3曲の中の1曲のセンター。麗奈で良かったのかな…って…。」


そう…。


もちろん桜月を好きでいてくれてるファンの方がいるのも分かってるけど、やっぱりStart over!や承認欲求の反響が大きかった。


海外公演でもアニラでもその2曲の盛り上がりは凄かった。


だから…不安になっちゃったんだ。


この仕事してるから、もちろん色んな意見が出るのももう分かってる。


でもやっぱり、「なんでれなぁが?」とかっていう言葉もちらほら聞こえてきて。それが今でも心のどこかに引っかかってる。



夏「…」


しばらく沈黙が続いた。

そうだよね。夏鈴ちゃんもこんなこといきなり言われたら困るよね。


麗「ごめん!れならしくなかったよね!気にしないで!」


夏「夏鈴は守屋ちゃんがよかった。」


麗「…え?」


夏「昨年。紅白に出れなくて。その後すぐのシングルのセンター。絶対プレッシャーだったと思う。」


夏「あのね。この世の中にものさしっていくつあるか分かる?」


麗「ものさし…?」


夏「人それぞれのものさしがあってね。好きとか嫌いとか。そのわずかな、いくつかのはかり方で守屋ちゃんの価値を決めつけちゃいけないんだよ。」


麗「…。」


夏「とにかく!夏鈴は守屋ちゃんの桜月のおかげで、今年の櫻坂の快進撃は始まったと思ってるの!」


夏「夏鈴がStart overで楽しめたのも!ひかるが承認欲求で年末まで勢いづけれたのも!麗奈ちゃんのおかげ!!」


夏「とにかく!夏鈴は麗奈ちゃんの桜月が好き!だから2023年は夏鈴のStart overで締めくくって、2024年は麗奈ちゃんの桜月でスタートできるのが嬉しいよ!」


麗「…ふふっ。ありがと。夏鈴ちゃん!」ギユッ

夏「わっ!ふふっ。麗奈ちゃん、ほんとにかわいい。」




保「もう大丈夫だね(笑)」

天「てか、麗奈、顔赤くない?」

ひ「だって、夏鈴、勢い余って“守屋ちゃん”呼びから“麗奈ちゃん”って言っちゃってるもん(笑)」

保「本人気付いてないよね(笑)」

天「まあ!いいもん見せてもらったわ!この調子て年末年始まで駆け抜けよう!」

ひ保「「おー!」」



✄-------------------‐✄


今年も1年間お読み下さりありがとうございました。

紅白では推しがセンターで楽しそうに踊っているところが見れていい年末です!この後のアイドルも楽しみ!


来年も書きたいなぁっていうお話がいくつかあるのでノロノロ更新にはなると思いますが楽しみたいと思います。来年もよろしくお願いします。


では、よいお年を✋


SiN🌱