夏鈴ちゃん🎐
21歳誕生日前夜!!
少し長いですが誕生日企画ということで🎁
全5話!



夏鈴side



ピーンポーン


夏「はぁーい」


ガチャッ


井「やほー!夏鈴!来たー!」


夏「シー!もう遅いから静かにし。」


綺「藤吉さん!来ましたよ!!」


夏「なぁ、今、井上に注意したところやったやん。聞いてへんかったん?」


天「まぁまぁ、夏鈴、早く中に入ってもらお()


夏「はぁ。」







今は8/28の夜10時です。


なんでこんな遅い時間にメンバーが私の家に来てるかって?


それは遡ること3時間前。







武「夏鈴!明日誕生日やんな!明日、みんなoffやし、今日の夜から誕生日パーティしよや!!」


井「いいね!記念すべき20歳の時は、次の日、朝早かったから日付変わってすぐお祝い出来ひんかったし!」


夏「えぇ。ええよ、別に。1つ歳とるだけやん。ってか、あんたらが騒ぎたいだけやろ。」


天「いいね!やろうよ!夏鈴!」


夏「天はあかん。まだ高校生なんやから。学生ははよ寝な。」


天「そうやって夏鈴はいつも私の事、子ども扱いする


ひ「まぁまぁ、夏鈴の家ですればいいんじゃない?そしたら天ちゃん、寝たい時に寝れるでしょ?」


井「ほんまやん!去年から何が変わったって、2人はなニヤニヤ」


松「お付き合いをなニヤニヤ」


武「しかも、夏鈴の家で一緒になニヤニヤ」


夏「ニヤニヤすんな。」


保「それ、あんめい?やな!!」


武「名案な()


ひ「よし!決定!!」


夏「なんでやねん。」


井「じゃあ行ける人は夜に夏鈴の家集合な!」





ということがあり、朝方に寝ることの多い2期生ならではかもしれないが、夜遅く私の家に、天、ひかる、ほの、松田、武元、井上、きらちゃんが集まったのだ。



と言っても、天とは去年から付き合ってて、今年に入って同棲も始めてるから、実際は私と天の家。




井「おー!もう準備してるやん!」


武「まあな。あんたら2人は遅刻しとるからな!」


井「すみませ〜ん()


ひ「まあまあ!みんな揃ったし!乾杯しよ!」


夏「もちろん、天はジュースな。」


天「分かってるもん!」


夏「もんって…///


井「イチャイチャすんなー。」


松「では、夏鈴の誕生日前夜祭!かんぱーい!」


一同「かんぱーい!」




そこからはいつもと変わらない。


本当に私の誕生日パーティなんて名ばかりで、いつも通り食べて、飲んで、騒いで、喋って、歌って、ふざけて


あっという間に日付を越えそうだった。



夏「天?眠い?」


天「ん


夏「ベットいって寝る?」


天「いややあと少しで夏鈴の誕生日やもん


夏「ん。わかった。日付越えたら寝よな。」


天「んー。」




武「お!もう日付変わるで!」


保「3.2.1!」


一同「お誕生日おめでとう!!」


夏「ありがとう!」


天「夏鈴、おめでとう!」


夏「ん。天もありがとう。」




そう言って、今にも瞼が閉じそうな天の頭を優しく撫でた。




綺「それでは!私からプレゼントです!!あ、他の皆さんもあるかもしれませんが、私から行きますね?誰も文句はありませんよね?」


ひ「はいはい()


綺「私からはこれです!!」



そう言って渡されたのはパウンドケーキ。



保「え!これ、きらちゃんが作ったん?」


綺「そうです!誕生日と言えばケーキでしょ?だから作ったんです!あ、食べたいって思っても皆さんの分はありませんからね?誕生日ガールへの特別なプレゼントです!!」


夏「ありがとう()食べてもいい?」


綺「もちろんです!味の保証はありません!」


武「いや、ないんかい!」


夏「心配やなぁ()



少し心配だったが、私もお酒が入ってて頭がふわふわしてたから、なんの躊躇いもなくひと切れ食べた。



夏「うん!美味しい。きらちゃん、ありがとう!」


綺「いえ!どういたしましてです!ニヤリ」




きらちゃんからのプレゼント渡しを皮切りに、他のメンバーもプレゼントをくれた。



その紹介が面白かったのか、眠そうだった天も目が覚めていた。



そしてその後もしばらく騒いでいたが、気付いたらひとり、また1人と脱落していき、床で雑魚寝をしていった。



もう外がうっすら明るくなり始めた頃、私も睡魔に耐えきれなくなり、眠りについた。