
「捨ててきなさい」と言われた
なぜか わからなかった
それでも 「さからう」ことをしらずに 捨ててきた…
悪魔の羽根
いいえ からすの羽根…
道でふいとひろったんだ つやつやしててきれいで
まるでむかしのひとのように インクにひたせば 文字が書けるんじゃないかって。…
きょう からすが二羽 まぢかの塀にとまってた
階段をおりてゆくと ぱさ、っと一羽 飛びたった
まって…
半瞬、観察する
のこった一羽、飛びたつまえに
羽根が太陽のひかりをあびて 濃い黒のなか 虹色にひかった。
きらり
邪悪な羽根として 捨てた けれど
邪悪な羽根は しろい小鳩のように きらきら 虹色にひかってた








