仕事柄、どのように強い組織を創るか、という点で相談を受けるし、
そのことについて考える機会が多いわけだが、
今日は「強い組織」と「強い個」について雑感を述べたいと思う。
まず、強い組織は、強い個から成り立つのか?
という疑問。これはイエスであり、ノーだろう。
というのも、強い組織には、強い個が必要となるのだが、
それは必要条件ではあっても、充分条件ではないから。
・その組織の目的に共感、共鳴すること、
・他のメンバーと協働すること、
この2つの条件が加わらないと、強い組織は成りえない。
そして、強い個は上記の条件を欠いている場合が少なくない。
なまじ過去に個で勝ててきた成功体験があるからだ。
数字でいうと、強い個人の力が10あるとして、
組織の力も10といった場合だ。
個人でも、組織でもイコール。関係ない。
一方、例え必ずしも強い個がいない組織、
個人の力は1とか2位の人ばかりだが、
組織としては15の力を持っていてるケース。
ご想像のとおり、この15の力を発揮できる組織は、
先述の組織に勝つことができる。
これはスポーツでもビジネスの世界でも通ずる。
何が言いたいかと言うと、経営者や採用責任者であれば、
だれしもが強い個(ここでは優秀な、高いスペックを持った人材)を
取りたいと思う。
だが、少し考えてみてほしい。
その目の前にいる強い個を組織に迎え入れると、本当に組織の力は上がるか。
盲目的に強い個を組織に組み込んでも、
組織の力には直結しないケースは少なくない、というお話しでした。
