マンション購入記 7
2000年の分譲マンション以前から、1995年から2000年3月まで住んでいたUR公団でも、十分に近隣の物音に敏感になっていたのだと思う。だから、分譲に引っ越した後も、ささいな隣室の物音に敏感になる。
当然、管理人室に相談するも、隣室から聞こえる声と、実際に暮らしている人が一致しない。それでも、簡単に引っ越せないので、今度は地域の警察の生活安全課に相談する。
当然、「精神科に行ってください」という対応である。いくら築30数年でも「マンション」なのだから、RC建築なのだから、隣室の声が聞こえるはずがないというのだ。言う通りにしていたら、どうなっていたかな、と今になって思う。
フリーランスになって4年目ぐらいで、病院に行くと薬で仕事もできなくなると考えて、じっと耐える日々。
分譲マンションの窓際で、でっかいモニターを置いてパソコンをいじっていた私は、当然、検索したのである。同じような被害がないかと。あるある。
その後、結局マンションは2001年に売却したのだが、しぶとく首都圏に賃貸住まいで残っていた。精神科に通わず、2001年の終わりごろから、実家で数週間過ごして、また首都圏に戻って10日から2週間耐えるという生活が始まった。2015年6月、実家の方に完全に引き揚げるまで。
同じような被害者の方の紹介で、2006年の末に被害者の会にも入会した。