大腸内視鏡検査を受けました。 | La vie est un voyage ~バツイチ 49歳 ~

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恋愛や仕事、美容など日々の出来事を綴っています。

ブログタイトルは『人生は旅である』というフランス語。本当にその通りだなぁと思って。

アメンバーは日頃からコメントでやり取りがある方のみ承認しておりますのでご了承ください。





ご訪問ありがとうございます。




12月中のことになりますが、
大腸内視鏡検査を
受けに行ってきました!





11月に大腸憩室炎になり、

先生曰く、
原因のひとつとして
大腸ガンの可能性もなくはない、

とのことで、

一度きちんと
中まで調べることになりました。



始まりはここから。


大腸内視鏡検査、

何しろ初めてのことなので
不安でいっぱい。


会社で会う人会う人に

「大腸カメラやったことある?」

と聞きまくり、

「あるの? どうだった?
痛い? 辛い? 苦しい?」

などと矢継ぎ早に質問して
情報を集めました笑



基本的に男性は痛みに弱い印象で

「経験したことのない痛みだった」

「もう2度とやりたくない。
次回は絶対に麻酔してもらう」

という感じ。


女性陣は、

「腸のカーブのところに当たる時が痛い」

「体の向きを変えるのが辛かった」

と、より具体的な感想でした。


まぁ、
お尻にカメラを入れられちゃうワケだから、
異性に話すのは恥ずかしいですよね。

同性同士の方が話しやすかったとは思います。





病院の指示通りに
3日前から食べるものに気を付け、

(私の場合は、
憩室炎になってから
食物繊維たっぷりの食材は
避けていたので、
ほとんどいつも通りの食生活でしたが)



前日夜は19時までに
晩ご飯を済ませ、

21時に下剤を3錠。


明け方4時半過ぎには
下剤が効いて目が覚め、

2回お手洗いに行きました。


時間はまだ早いし、
二度寝したかったのですが、

ニフレックという
腸をキレイにする薬を飲むところから先は
病院で看護師さんの説明を聞きながら
進めることになっており、

8時半には病院に到着。


専用の待合室があり、

ニフレックの溶剤2リットルを
紙コップに移して
チビチビと飲み始めます。

同じ日に
検査を受ける人が5、6人いて、

初対面で下剤地獄という
緊張状態の中でも少しずつ打ち解け、

60代くらいの御婦人と

『あなたは今何杯目?」
『ようやく2杯目が終わったところです」

なんて会話をしながら、

体操をしたり足踏みをしたりして、
便意がやって来るのを待ちました。

私は最初の便意が来るまで
1時間ほどかかりましたが、

1度来たら2度目からは
10分から15分おきにひっきりなし。

だんだんお尻がヒリヒリしてきて、
トイレットペーパーが触れるだけでも
飛び上がるくらい痛い。

前述の御婦人とも、

「帰りに軟膏を出してもらおうかしら」
「先生に聞いてみると良いですね」

などと盛り上がりました。
(結局、私は貰いませんでしたが)


10回目くらいに
看護師さんを呼んで
見てもらい、
合格をもらえました。


午後になると、

検査着のワンピースに着替えて
お尻に穴の空いたハーフパンツを履き、
検査の順番を待ちます。

この時間になって受付に来る人もいて、

そういう人達は
自宅でニフレックを飲んで
腸をキレイにするところまで
済ませてから、

病院に来て検査を受けるようです。

私も今回で様子が分かったので、
次回はそのパターンが良いかな。

でも病院に向かう途中で
便意を催したら恐ろしい···。



他の方々は
待合室の
椅子に座って待っていたけど、

私はまだ
最後の方に飲んだ
ニフレックが出尽くしてない感じで、

いつトイレに行きたくなるか
分からない状態だったため、
立ったままウロウロしていました。


1人、2人と名前を呼ばれて
だんだんと仲間がいなくなり、

私もついに呼ばれて検査室に入りました。



ベテラン看護師さんが
色々と説明をしてくれ、

検査台に上がって左肩を下にして横になり、

腸の動きを止める注射を打たれ
検査が始まるのを待ちました。

私はてっきり、
レントゲンやバリウム検査のように
内視鏡検査を専門でやる
技師みたいな人がいるのかと
思っていましたが、

普通にいつもの
無愛想な先生が入って来て、

挨拶もソコソコに検査開始。


心の準備が間にいませんでした笑



でも、カメラを入れられる感覚は
思ったより大丈夫でした。

ただ、空気を入れられる時に
結構苦しい。

全部で3、4回くらいでしたが、
その度に

「うぅ···」

と、声が漏れました。


「大丈夫ですか?」

看護師さんが声を掛けてくれますが、

「···ま、まぁまぁ···

痛いですけど···、

耐えられる範囲です···」

と息も絶え絶えに答えるしかありません。


一番奥まで届いてしまえば、
後は戻って来るだけだ!

頑張れ私!
と、自分で自分を励まし、

無愛想な先生の

「奥まで入りました」

という声が聞こえた時は、
達成感でいっぱいでした。

もう終わったも同然!



···実際は、
カメラを手前に引き抜きながら
角度を変えて
まんべんなく腸の中を見るので
頻繁にグリグリされ、

それなりに痛いのですが、

モニターに映る自分の腸内も
リアルタイムで確認出来て良かったです。

「コレ、憩室炎の跡です」
とか、
「憩室はひとつだけですね」
とか。



空気を入れられる時は
相当ツラいけど、
我慢できない程ではなかったので、

次回やるとしたら、
また麻酔なしで大丈夫な気もします。


どんな痛みであろうと、
陣痛よりは痛くないでしょ!

というのが私の信念。



無愛想先生、

「検査終わりました。
腸はキレイでしたよ」


という言葉を残し、
あっという間に
検査室を出て行ってしまいました。


何だか、まるで一方的な情事の後に
ひとりホテルに残されたかのような
虚しさを感じました。





なにはともあれ、

大腸はキレイで
何も異常はないということが分かり、
安心して帰路に着いたのでした。



後日、詳しい検査結果を聞くため
最後の診察を受け、

今後の生活について色々と相談し、

大腸憩室炎にまつわる通院は、
これにて終了しました。



憩室って、
一度出来たら消えてなくなることはなく、
憩室炎が再発することも結構あるらしいです。

度々再発する場合、
腸を切除する手術が必要になったり、

憩室炎を放っておくと、
腸の膜が破れ、腹膜炎などの
命に関わる病気に進んでしまうことも
あるのです。



私はこの先、一生
「憩室持ちの人」として、
生きていかなければならない。


だけど、
大きな病気になる前に、

自分の身体に目を向けろ!

と、私の身体が私のために
身を持って教えてくれたのではないか。


そんな風に思えてなりません。




ついつい、
体力の限界を超えて
頑張ってしまう性格なので、

何事もほどほどに、

暴飲暴食しないとか、
ストレスを溜めないとか、
睡眠の質を上げるとか、


当たり前のことを
コツコツやるしかありませんね。