★★★★★
メキシコ、麻薬戦争、親殺し、臓器売買、無戸籍児童、アステカ文明、…
それぞれに多様で多彩な情報と人物達が描かれており、とても面白く、読み応えがあった。
前半は話が何処にどう進んでいくのか見えなかったが、まったく冗長性はなく、早く先が読みたくて仕方なかった。
後半、様々なものが絡み合って繋がって展開していくが、アステカの神々や祭事についてのくだりも新鮮で、興味深く読ませてもらった。 ただ、川崎など知っている地域なので、殺し屋の養成や銃撃戦などは逆に現実感が無かったな。 前半の「こんなに話が膨らんで、どうなっていくんだろう?」な展開のときの方が、読んでいて面白かった。
テスカトリポカ - 煙を吐く鏡、夜と風 … 夜は暗く、風には体がない。つまり「目に見えず、触れることもできない」
著者の他の作品も、読んでみたくなった。

