ある日の放課後、
帰宅中の少年が奇妙な老婆に話しかけられた。

「あしはいらんかねー、あしはいらんかねー」

少年は無視して行こうとしたが、
老婆はしつこく絡んでくるので、つい頭にきて

「足なんていりません!」

と怒鳴って走り去った。

その日の夕方、少年宅の玄関に
根っこからもぎ取られた葦が転がっていたが誰も気付かなかった。

老婆は何故こんな事をしたのだろうか?

 

 

 

 

 

 

もしかすると「人間は考える葦である」
との言葉が頭に浮かんだのかもしれない。