大学の卒業旅行で、とある宿にお世話になった。
昭和一桁代からやっている老舗の宿らしく、
立派な木造建築で今風なところが全く無い。
私はそこが気に入ってここを選んだ。
友達も、レトロな雰囲気を気に入ってくれた様だった。
ただ誤算だったのは、
「開かずの間」
……その存在だ。
最初は、なんにもない宿だからそういう演出で
客を楽しませるんだろうと思ってたけど……本物みたい。
二階の奥。大広間の横にある小さな部屋なんだけど……
明らかに不自然な板が壁に打ち付けられている。
それに、その板には小さなお札が貼り付けてあった。
「絶対に不自然よ!」
「宿の間取りを考えたら、あそこに部屋があるのは間違いないわね。」
「なにか猟奇的な事件でもあったのかしら?」
「やだ怖い!」
ホント、怖い。
だ・か・ら、そんな事は気にせず、
思いっきりハメ外して遊んじゃったよ!
私たち……ぐふふ。
「超肉食系」なんだから!!!

