ガシャーン!
これで何台のテレビを壊したであろうか?
そんな僕は、中学一年生のUMAファン。
チクショー、またお父さんに叱られるよ。
そもそもはUMA関係のテレビ番組がいけないんだ!
何時もそうだ!
どう考えても無理な罠で、UMAを捕獲しようとする。
なんで、十数メートルの未確認動物相手に
木製の、それも手作りの罠なんだよ!
なんで、現地の規模に比べて罠の数が異常に少ないんだよ!
なんで、スカイフィッシュを捕らえようとするのに
両面テープを貼った板なんだよ!
それも場に不釣合いな小さな板で!!。
ゴキブリじゃあるまいし!!!
捕らえる気、無いだろう!!!!
いや、マジで!!!!!
あ~ぁ、魚影探知機で、
怪しい影を見つけてから水中探査の用意に取り掛かる。
酷い時には、ヘリコプターを発進させる。
ちょっと影を捕らえただけで、
それが何かもわからないのにバカ騒ぎ!
そして最後には、
「ロマン」
……という誤魔化しの言葉で片付ける。
「見なきゃいいじゃない?」という意見もある。
でも、「ひょっとしたら」、「もしかしたら」
という微かな希望に、僕らUMAファンは誘惑されてしまうのだ。
そして、その度についつい鉄アレイを投げてしまう、
エンディングに流れるスタッフ・ロール目掛けてね。
こんな中途半端な番組に、
大の大人が堂々と
名前を連ねるんじゃねーよっ!!!!

