去る1月12日。
そう、成人の日である。
この日、写真を撮影した新成人はたくさんいるだろう。
そんな中、ある一人の女性が私の事務所にやって来た。
成人式の際に撮影した写真に、奇妙なモノが写真に写り込んでいるというのだ。
そう、女性は新成人。
女子大生だ。
少し、エロさをかもし出しているあたりが、独身男性である僕をムラムラさせる。
巨乳とまではいかないが、そこそこのボリュームの膨らみが、僕を過激に刺激する。
きっと、なんとも言えないマシュマロちっくな柔らかさなのだろう。
僕も膨らみそうな勢いだ。
もし、僕も大学生で彼女と同じ大学に通っていたら、
僕は彼女をオナペットにしていただろう。
でも残念ながら、僕はしがない心霊研究家だ。
漢的心霊研究所・所長、礼田澪太(れいだ れいた)だ。
もちろん仮名だ。
あ、でも、オナペットって……今でも出来るよね!?
ようし、とりあえず。
「わかりました。この写真はお預かりします。
何かわかったら連絡しますんで、あなたの携帯番号を教えて下さい。」
ぬはっ!!!
携帯番号ゲットだ。
これで、この写真に何も問題が無くても一回は電話をしよう!!!
名付けて「オナペット大作戦」だっ!!!
そして、夜。
僕は写真の鑑定を行う事にした。
夜の方が、心が落ち着くからだ。
とりあえず僕は、挨拶がてらに写真の中で
微笑む晴れ着姿の彼女をペットにしてみた。
「もし、彼女の晴れ着が、風で全部とんじゃったら???」
僕の妄想が、全身の血液をある一点に集中させる!!!
「もし、『澪太さん、晴れ着が風で飛んじゃって、
寒いの!』と言って裸で僕に飛び込んで来たら???」
僕の更なる妄想が、右手に拍車をかける!!!
「そして、僕が飛び込んできた彼女に、逆に飛び込んじゃったら???」
僕は……ハァ、
僕は…………ハァ、ハァ、
僕は……………………ハァ、ハァ、ハァ、
僕は…………………………………………ああっ!!!
……………………ハァ~、ハァ~、ハァ~、
…………ハァ~、ハァ~、
……ハァ~、
乱れた呼吸と心拍数が落ち着いた僕は、一応は心霊研究家なんだし、
後処理用のティッシュを片手に件の奇妙なモノを見てみることにした。
「な、なんだこれはっ!!!!!」
下半身の後処理の真っ最中、僕の全身は、
後処理しきれていない下半身をそのままに粟立った。
写真は、彼女を中心に、新成人となった
晴れ着姿の女性が数人で撮影されている。
そう、どこにでもある様なものだ。
もし、これを読んでいるあなたが新成人ならば、
同じ様なアングルで何枚も写真を撮影しているであろう。
「し、しかし……こ、これは……」
僕は慌てた。
慌てて、無意識の内にいつもより念入りに下半身の後処理をした。
そして、あらわにしたままだった下半身に
パンツとズボンを履かせてから、その奇妙なモノをジックリと見なおした。
……にも関わらず、それがなんであるか、かいもく見当がつかない。
大学卒業後、就職出来ないからといって、
否応なしに、破れかぶれで始めた心霊研究家だが、もう20年のベテランだ。
正直、霊感はゼロだ。
そんな僕が、わからないなんて……。
「嗚呼、この奇妙なモノの正体はなんなんだ???
新成人への警告とでもいうのだろうかっ!!!」
これが解決出来ないとあっては、
「オナペット大作戦」なんて言ってられない……
こともないが、いや、やっぱり言ってられない……
こともないが、いや、や、やっぱり言ってられないぞっ!
僕も、心霊研究家のはしくれだ。
それなりのプライドもある!!!
が、僕は、僕のプライドを捨ててあなたに問いたい。
「これは一体何なのですか???」
では、写真を紹介します。
ただ、全体を公開すると、
場所や被写体の特定に利用される恐れがあるので、
というか、彼女をあなたのオナペットにしたくないので、
奇妙なモノの部分だけをクローズアップして紹介します。
どうぞ!

