どうも、四十路のサラリーマンです。
私が小学生の頃、「口裂け女」ってのが大流行したんです!
「口裂け女」……今の小学生でも知っているようですね。
「都市伝説」っていうんですか?
でも、アレ、ホントにいるんですよ。
いや、ここだけの話なんですがね……。

小学五年生の頃でした。
当時、私はブルース・リーが好きでして、
「ドラゴン」ってあだ名でしたよ。
カンフーごっこが大好きで、
学校でも家でも手製のヌンチャクを振り回して
「アチョー」って叫んでました。

だから宿題を忘れる事なんて日常茶飯事で。
その日も宿題を忘れてね、学校で居残りしてたんですよ。
だから、下校したのは六時ごろ。

冬でね。
もうスッカリ、日も暮れて辺りは真っ暗でした。
お腹もすいてたんで、走って帰っていました。
するとですね、途中に郵便ポストがあるんですが、
そこに口に大きなマスクをした
トレンチコート姿の女性が立っていたんです。

(口裂け女だ!)

直感でわかりました。
逃げようと思いましたが、足が速いでしょ、「口裂け女」って。
100mを9秒で走るんだから……。
だから私、開き直って、堂々と前を通ったんです。
すると……。

「ねぇ、ボウヤ、私、キレイ?」

って、「口裂け女」がお決まりの台詞で私に声をかけてきました。
私は拳を力いっぱい握ってブルース・リーの様にプルプルさせていましたが、
今思えば、怖さに震えていただけかもしれません。

「キ、キレイだよ!」

私は平静を装って答えました。

「じゃ、コレでも?」

そしてお約束通り、「口裂け女」はマスクを外したのです。
その口は、ものの見事に耳まで裂けていました。
気が狂いそうな程、恐ろしかったのですが、私はヘンに冷静でした。

そして、彼女の苦手な「ポマード」という言葉を連呼しようとしたのです、
ところが、その言葉をド忘れしてしまったのです。
ですが、私の口は私の意思とは関係なく、以下の様な言葉を連ねました。

「うん、とってもキレイだよ。
抜群のプロポーションだし、食べちゃいたいぐらいだよ。
絶世の美女とは貴女の事だよ。
マリア・イー、アンジェラ・マオ、コリーン・キャンプ、
それにノラ・ミャオもビックリクリクリクリックリだよ!
大人になったら、ぼかぁ貴女の様な女性と契りたいなぁ。
誘惑しちゃおうかなぁ。
一緒に夜を過ごしたいよ。
そして、貴女の(チョメチョメ)を(チョメチョメ)して、
ボクの(チョメチョメ)を貴女が(チョメチョメ)するんだ。
そこでボクが貴女の(チョメチョメ)を(チョメチョメ)するから、
もう嫌になるくらい貴女の(チョメチョメ)を(チョメチョメ)したいよっ!」
 

すると、「口裂け女」はマスクを戻しました。
明らかに照れて顔を赤らめているのを隠すかのように!!!

 

 

 

その隙に、私は逃げる事が出来たのです。
まさに、ドラゴン危機一発、いや危機一髪でした!!