柳井町延命地蔵探索 | とべ動物園が好き

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柳井町の入り口に柳井町延命地蔵があるのですが、いつも素通りしてました。








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水子地蔵、無縁仏とかかれてます


中は管理が行き届いてます


ハナシバが添えらててました


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松山市柳井町1-1あたり




柳井町延命地蔵の由来について下記リンクにあったようですが


すでにリンク切れてます








http://www.ehime-iinet.or.jp/johoehime/ehime/backnum/9911/page03/no0301.htm




キャッシュが残っていましたので、このままではすべて消えそうなのでコピペしました。


著作権等でまずければ削除します。




松山柳井町商店街 延命地蔵まつり

 昭和50年に、愛媛新聞社により発行された「わすれかけの町-まつやま戦前」によれば、この柳井町商店街は、大正末期から昭和にかけて、ぼつぼつ店が並び始め、昭和14~5年頃は、かなりの店が出揃っていたそうである。「河原町が、問屋、旅館街で通行人にとって、さして面白味がある通りではなかったから、柳井町はその裏通りとして発展していった」「戦後の一時期、街は非常に賑わった。ところが、自動車時代になって、街も転換期を迎える。客がストレートに市の中心街へ行ってしまう」ようになってしまった。

 

◇柳井町延命地蔵の由来

 資料によると、以前今の井手神社の東に、町名のもとになる「柳井泉」という池があったそうである。宝暦4年(1754)の古図には、柳井町という町名がすでに記載されている。今の柳井町商店街の道は、明治の終わり頃につくられた道である。文久年間(1862頃)、その「柳井泉」が水涸れしたために取り壊され、柳井町1丁目の土手下に新しい池が作られた。「新堀池」または「土手下池」と呼ばれ、周囲の田畑に水を補給したと言われている。「新堀池」は、昭和6年(1931)に取り壊され、宅地化されてしまった。

 延命地蔵尊の建立については、新堀池で若い娘さんが投身自殺したので、それを悲しみ供養するために造られたと言い伝えられている。また当時は、石手川の堤防が度々決壊して、多くの死者がでたので、その犠牲者を供養するために各所にお地蔵さんが建立された時代であった。

 昭和20年(1945)7月26日の夜、松山は大空襲にみまわれた。この延命地蔵尊も戦災に遭いひどく破損している。赤い頭巾を破り、赤い着物を着ているが、出ている顔はそれを偲ばせている。延命地蔵尊は、松山の戦災も体現しているのである。昭和25年(1950)、道路の改修で元「新堀池」の東にあったこの地蔵尊は、児童公園の西側の現在地に移された。

 「延命地蔵まつり」の際、柳井町商店街振興組合の出したチラシによれば、「延命地蔵とは…庶民の信仰厚い菩薩で、女性は安産し、五体満足で病気を除き、寿命は延びて、頭はよくなり、財産は満ち、人々に敬われ、穀物は豊かに、神様に守られ、悟りに間違いなく達するという福徳を持つというお地蔵さんです」とのことである。

 

◇「延命地蔵まつり」の復活

 昔は、毎月24日に町毎に地蔵講が行われ、夏には子供達が地蔵盆を楽しんでいたそうだ。この地蔵盆を「延命地蔵まつり」として復活させようと計画されたのは、昨年のことであった。商店街の活性化を図り、商店のメンバーの結束を固め、地域の人たちとの連携を強めることが目的であった。まさに30数年ぶりの復活であり、みんなが一生懸命に取り組む姿を見せて、お客様に好感度を持っていただき、柳井町の知名度もある程度上げることができた。今年も8月22日の日曜日に「第2回延命地蔵まつり」が開催されたのである。

 

◇開催イベントの内容

 以下は、まつり開催前に商店街で行われた「開催の内容と進め方について」の打ち合わせの内容である。もちろん当日はこの予定通りイベントが行われた。

1.柳井町芸能フェスティバル(13:00~20:00)

  柳井町公園内に特設ステージを設営して、ロックやポップスのバンド演奏、文楽公演、演歌ステージ、カラオケ大会など楽しさ盛り沢山で開催します。カラオケ大会は当日飛び入り参加を募ります。カラオケ出演者には粗品をプレゼント(当日のカラオケ出演者は16名であった)。

 出演/素鵞小学校マーチングバンド・愛媛ジャズ体操教室・ロックバンド1・ポップスバンド1・済美高校文楽部・男性演歌歌手 宇都宮さだし・女性演歌歌手 小坂真由

 控室・着替え場所はまるみつ衣料さん隣の藤原さん宅2階。

2.文楽公演(14:00~14:50)

  済美高校文楽部(8名)を招いて、文楽公演を行います。演目は「傾城阿波の鳴門 八段目 巡礼歌の段」「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」

3.マーチングパレード

 (10時 大街道~柳井町商店街)(13時 銀天街~柳井町商店街)

  素鵞小学校マーチングバンドと愛媛ジャズ体操教室の生徒さんが商店街をパレード。まつりのオープニングを華々しく飾ります。

4.ミニミニ動物園(10:00~17:00)

  商店街に柵を設け、ミニウサギ・モルモット・ポメラニアン(犬)を入れてミニ動物園を開園します。イベント終了後、希望者にウサギをプレゼント(親の承諾が必要)。

5.さかなのつかみどり(11:00~15:00)

  公園内に水槽(3.6×5)を設置して、虹鱒のつかみどりを行います。

6.ポニー乗馬体験

 (10:30~11:30、12:30~13:30、14:00~15:00)

  商店街をポニーの背中に乗ってゆっくりお散歩します。各回先着30名様。整理券を配布。小学校3年生まで。

7.にぎわい縁日通り(10:00~17:00)

  金魚すくい・輪投げ・サイコロゲーム・ポップコーン・おでんほか楽しいお店が商店街にずらりオープン。おでん(200円)以外は100円で楽しめます。

  まつり開催前に商店街でお買物をされたお客様に、お楽しみ券(縁日券)をプレゼントしてまつりへの参加を促します。

8.とれとれ物産展(10:00~17:00)

  城川町・吉海町・中山町よりとれたての野菜、特産品他を直送し、販売します。

9.フリーマーケット(10:00~17:00)

  商店街で品物を持ちよってフリーマーケットを開催します。売り切れた時点で終了。

10.やすらぎ茶屋(10:00~17:00)

  来街者に冷たい麦茶とお団子(坊ちゃん団子)でお接待を行います。無料。あわせてアンケートを依頼します。

11.お医者さんが健康相談(14:00~17:00)

  お医者さんが健康に不安のある方にやさしくアドバイス。無料。体脂肪や血圧測定もできます。

12.花クイズラリー(15:00~)

  商店街のお店の前に一輪の花を飾り(ひまわり、バラなど)、その花を探しながらラリー形式で商店街を巡ってもらいます。正解者先着30名様に素敵な景品をプレゼント。

 また、8月24日(火曜日)には、19時から「地蔵まつり盆踊り大会」が、公園で行われた。商店街振興組合の婦人部を中心に、踊り手がたくさん集まり、提灯の飾り付けの下で、太鼓に合わせて踊りの輪が夜おそくまで続いていた。

 

◇「まつり」当日の様子

 22日は、朝から上天気で10時からの素鵞小学校マーチングバンドのパレードで幕が開いた。愛媛新聞(8月27日付)では、「商店街に人手どっと」という見出しで、「安産や福をもたらしてくれる延命地蔵にちなんだ「柳井町延命地蔵まつり」がこのほど、松山市柳井町の柳井町商店街で開かれ、多くの人が訪れた。商店街の活性化と地域の結びつきを強めるのが狙い。30年ほど前から途絶えていたまつりを、同商店街振興組合が昨年から復活させた。…終日家族連れなどの歓声で賑わった」と報道された。

 当日は、午前中は昨年より多い人出にめぐまれたが、午後からは出足が若干鈍ったようだ。それでも2回行われた「さかなのつかみどり」は、水槽に放たれた100匹の虹鱒が、あっというまに子供たちの手で捕まれてしまうほど、子供たちに人気を博したし、「お医者さんが健康相談」では、お年寄が列をつくっていた。

 しかし、この程度の集客では主催者も決して満足していないだろう。如何にたくさんのお客さんがこのイベントに来ていただけるかが、柳井町商店街の魅力のバロメーターになる。どうしたらお年寄や若者、子供たちが楽しく集まれる街にすることができるかを考えることが、街の活性化につながるのではないだろうか。

 

◇柳井町商店街振興組合の活動

 もちろん商店街も頑張っている。以下その奮闘振りを見ることにする。

 柳井町商店街の店舗数は45店。振興組合の加盟店は35店である。

 現在の振興組合理事長永井仁氏は平成6年に就任されたが、その時先ず2つのことを実現しようと考えられたという。

 1つ目は、道路の舗装の改修である。これは松山市と交渉した結果、生活道路ということで全額松山市負担で完成することができた。平成8年3月のことである。

 2つ目は、振興組合婦人部を結成することである。婦人の力なくしては商店街の活性化はありえない。婦人部をつくって商店街の和を築いていこうという発想である。これも実現し、婦人部は公園や道路の清掃、七夕の飾り付けなどを行い、今回のイベントでも大いにその力を発揮した。

 平成7年2月に、松山商工会議所の町おこし事業の一環として商店街診断が行われた。その時東京の商店街の見学に行く機会があった。かなりの強行軍で1日に10ヶ所ぐらい視察して回ったが、その中に巣鴨のとげぬき地蔵の巣鴨地蔵通り商店街があった。そこで何かを感じた。特に商店の活気と前向きの姿勢に感動し、柳井町商店街もできるのではないかと思ったのである。

 そこで、先の商店街診断の報告書の勉強会を開き、何回も会合を重ねるうちに組合役員の結束も固まってきた。

 平成8年の終わりに国の空き店舗対策事業に取り上げられ、松山商工会議所の指導のもとに柳井町商店街を皆さんに知ってもらおうと、手作りのイベントを開催し、柳井町の知名度をあげるのに寄与した。続いて、平成10年3月松山市と松山商工会議所の指導により、再び空き店舗対策を実施し、大いに効果をあげることができた。そして、愛媛県中小企業団体中央会の助言、援助もあって、平成10年8月の「柳井町延命地蔵まつり」の復活へと繋がっていくのである。

 そして今年第2回が行われたのであるが、その際すべてをイベント業者にまかせるのではなく、商店街が主導権を握って最大限の効果があがるように努めているとのことである。

 こういったイベントは即効性を期待するのではなく、地道にこつこつと皆で力を合わせ継続していくことで効果が出てくるものである。振興組合に皆で参加しよう、力を合わせてイベントを成功させようという合言葉ではじめたこのイベントで、組織力は強化され、組合員の結束も一段と強まったのである。イベントのコンセプトは「愛される商店街」である。

お客様と地域の皆さんとの交わりを深め、商店街の人たちの懸命な努力がお客様の目にとまり、少しでもその心を動かすことができ、買っていただくよりも楽しんでいただけたらという主旨である。その意味で今回のイベントは成功であったといえよう。