これまでの旅の記録は,時系列にそって書いていたけれど,今回は関係なく書きます。
まずは,ソウルで訪れた場所編です。
「昌徳宮(チャンドックン)」
1405年に朝鮮王朝の離宮として建てられた王宮。
現存する王宮の中で,そのままの原型が保たれ,また自然との調和が卓越していることから,
1997年にユネスコ世界遺産として登録された,韓国を代表する宮廷。
敦化門。
昌徳宮の正門。1412年に建立。
王の行列等の儀礼がある時の出入り口として使用。
屋根の上に,何やら動物が並んでいました。
これは,「雑像(チャプサン)」と言われるもので,魔除けとして三蔵法師の一行を模したものだそう。
数は,場所によって違うけれど,韓国は奇数,台湾は偶数で,数が多いほどいいらしいです。
仁政門と仁政殿。
昌徳宮の正殿として,王の即位式,臣下たちの挨拶,外国使臣の接見など,重要な国家儀式を行っていたところ。
ここにも,「雑像」
仁政殿前の広場。
正一位とか正九品とか書いてある石が,ずらっと並んでいます。
ここは,臣下がその位に応じて並ぶ場所なんですって。
中は,こんな感じ。
何か雰囲気が違うような…と思ったら,
中は1908年に電灯,カーテン,硝子窓など西洋式に改造したのだとか。
…元のままのほうがよかったのではと思ってしまうのは,余計なお世話かな。
韓国の建築には,このような色彩が多かったです。
韓国で昔からよく使われている5つの色を「五方色」というそうです。
黄・青・白・赤・黒の5色。
陰と陽の気運が生まれ,天と地になり,再び陰陽の2つの気が木・火・土・金・水の五行を生成したという陰陽五行思想がもと。
五行には,それぞれ五色と方位が定まっていて,中央と四方を基本にして,黄は中央,青は東,白は西,赤は南,黒は北を意味する。
黄は、五行の中で土に該当し、宇宙の中心であり、最も高貴な色として扱われ、王の服に使われた。
青は、五行の中で木に該当し、万物が生成される春の色、鬼を退け福を祈る色として使われた。
白は、五行の中で金に該当し、潔白と真実、命、純潔などを意味する色として韓国人は昔から白い服を好んで着ていた。
赤は、五行の中で火に該当し、生成と創造、情熱と愛情、積極性を意味し、最も強く悪霊を退ける色として使われた。
黒は五行の中で水に該当し、人間の知恵を司ると考えられた。
オンドル。冬が寒い韓国に昔からある床暖房。
もともとは,台所で使うかまどの熱をうまく利用していたが,今は練炭などで暖めている。
最近のマンションは,普通の床暖房でオンドルはついてないところも多いそうです。
楽善齋一帯。
他とは違うシンプルな色遣いが,かえって目を惹きました。
文禄・慶長の役で焼失したり,朝鮮総督府により改築されたり,
日本との関わりの中で,歴史を重ねてきた王宮です。
あまり知識の無いまま見学してきてしまいましたが,本などを読んでもう少し知っておくべきかなと感じました。