1987年。東北新幹線開業後に485系特急が何本か並ぶ駅は少なくなっていた。
3本、3種類の485系特急列車が並んだ秋田駅に降り立った時は思わず歓声を上げた。この時すでに〝鳥海〟は走っていなかったが、朝晩に〝白鳥〟もやって来る。
線路には給水ホースが多数ある。もう少し前なら12両編成が堂々と発着していたかと思うと、鉄道が果たしていた役割の大きさに思いを馳せてしまう。
夕方に川部駅を出る〝たざわ〟号。(1986年)
1987年当時〝つばさ〟でもなく〝いなほ〟でもなく〝たざわ〟が秋田から北、青森まで走っていた。羽越本線の青森~秋田間から鉄道で仙台や関東に向かう需要がしっかりあったのだろう。
〝たざわ〟号なる名前の列車が青森まで走る違和感は感じたが。