世の中では
性に対する情報が公開されすぎているとか
よく問題になったりしているけれど
結局隠したって
隠さなくたって
好奇心には勝てないんだよね
私は
今でも
まわりでは下ネタでも耐えられない
おこちゃまだと思われてるけど
ネットからの情報＋αで
そこらの女の子よりは
詳しいことも知ってる
ただ
習慣で
エロい私と日常生活の私をわけてるだけ。
今巷で行われている性教育って意味があるのかな
正しい性教育ってどんなのなのかな
正しい性に対する観念ってなんなんだろうな
答えられる大人っているのかな？
ちゃんとした性教育を受けたら
こんな快感に貪欲なカラダになることもなかったのかな？
エロサイトで会話を楽しむために必要なキャラ
それは「癒し系エロ」
だと思う
人気があるこのパターンは何種類もあるけれど
私に一番にあっているキャラがこれだった
年齢的にめずらしかったからかもしれないけど
素のままで
取り繕わなくても
人が寄ってきてくれることが
気を使いながらの人間関係に疲れていた私には
とってもうれしかったんだ
中学生の女の子が
エロサイトの男の人との会話で癒されるなんて
皮肉なもんだ
エロサイトっていっても
エロいヒトがごろごろしてるわけじゃない
むしろ、
寂しがり屋の人
仕事してても癒しがない人
トラックの運転手とか、1人で仕事してる時間が長い人
ニートな人
そんな人たちの集まりだった
昼間は普通の生活
夜は勉強
夜中はケータイをこっそり布団に持って入って
掲示板でそんな人たちと会話する日々
べつにエロサイトですばらしい経験をしたとは言わないけれど
人の闇や孤独を理解できるのは
このころの人たちと出会ったからだと思う
顔も素性も知らないネット上の人たちだからこそ
周りの人には出せないココロの闇や寂しさ、孤独感がだせる
って人も結構この世の中多いんじゃないかな
それから
まちゃともちょっと話して普通の友達になった。
洋とも普通の友達でいた。
メールで時々
サイトでよく
電話でたまに
そんな関係が続いてた。
でもね、サイトに人がいなくなってきたんだ。
なんでだろう？
姉妹サイトに行ってみた。
人がいっぱいいたんだ。
洋に早速報告。
あぁ、知ってるよ、てかそこが俺のホームだし
なぁんだ。
私はすぐにそこになじんでいった。
そこにもいろんな人がいた。
私、声で結構人を選ぶんだ。
声・・・潤ってない感じはイヤ。なんかダミ声みたいな感じの人。
高い人もいい。・・・いや、高めの人はいいけど高すぎる人はいや。
低い人は好き。でも聞き取りにくいほど低い人はいやなんだ。
まちゃは高め。
でも高めにしては好きな感じの声だった。
洋は低め。
でも聞きやすい。
女の子がドキドキするトーンの声をさりげに出してた。
本来の声じゃないらしいけど。ｗ
洋は５歳くらい年上。
私には年の離れたお兄ちゃんがいたから
ちょうどまた頼りにできそうなお年頃だったんだ。
洋はまた長男で小さい兄弟がいたし
扱いやすかったんじゃないかな。
洋としては
やっぱり
キッカケはまちゃだったかもしれないけど、
自分を見ることを期待してた。
でもなんのおかまいもない私は
まちゃが返事くれない
今日はまちゃとお話できた♪
なんか迷惑そう・・・？
まちゃの話題ばっかしてた。
まさか周りの子にそんな話する訳にはいかないし
聞いてくれるのが洋だけだったんだろう。
まちゃに例のこと「今なにしてるってしょっちゅう聞かれても正直困る」って言われて洋に泣きついた。
そして言われた。
べつに俺はまちゃのお供ではないこと。
あんまり長い時間サイトに出没しない私ともう少し仲良くなりたいとは思ったけどまちゃと私の緩衝材になる気はないこと。
いつもそうなんだ。
人に甘えるだけ甘えて
どこまでが甘えてられる限界なのかわからなくなっちゃうんだ。
アマヤカサレテソダッテキタムクイナノカナ・・・
まちゃにはね、サイトで仲のいい友達がいた。
名前は・・・洋。
いろんな意味でサイト慣れっていうか、
女の子慣れしてる人だった。
なんだろう・・・
男らしくって自分に自信がある人。
だから話やすかったし、
メールアドレス教えてほしそうなのも伝わってきたけど、
彼にはなかなか教えなかった。
自分の意志の弱さを充分にわかってたから。
自分の弱ってるときに
こういう人にやさしくされたら
頼るっていうより
依存してしまうってわかってたから。
そしてそれを嫌う人だっていうのも感じ取れたから。
でも教えちゃったんだ。
まちゃとはメールしてることがわかったんだろう。
だれともメールしないって言ってたのに
友達のまちゃとはメールしてて自分は教えてもらえない。
少しプライドもあったんじゃないかな。
とにかく、
まちゃからメールが帰ってこないとかでちょっと悩んでた私は
相談ならのるよ？
って甘い言葉に誘われて
洋に教えちゃったんだ。
