SAKURA(9)

第一話
前回のお話

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一旦あたしから離れた九条くんが見つめてくる。
その眼差しにドキンとする。そのままもう一度塞ごうとしてきた・・
あたしは右手人差し指を差し出し、彼の唇に当てた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

芹沢さんの指が俺の行動を止めた。

・・抑止された。

国家間の軍事的関係において,
相手方から危害や攻撃を受けるおそれのあるとき,
相手のそのような行為に対して報復の形で相手に
より大きな損害を与えうることを黙示的
あるいは明示的にわからせて,
その行為を思いとどまらせることを予期する戦略をいう。
このような抑止の戦略は,
ソ連が原爆実験に成功(1949)してアメリカの核独占が終わり,
核弾頭の運搬手段であるICBMの開発を含めて米ソ間で
核兵器競争が激化した1950年代に入って生まれたものであり,
以後の核戦略理論は,
すべてこの抑止の思想を中心として展開されている。・・・
(世界大百科事典 第2版の解説より)

一瞬にしてこんなことが頭を巡る。
俺がアメリカで芹沢さんが旧ソ連・・

━━━━━なわけなぃ。どう考えても俺はしがないサラリーマンだ
この意図をどう捉えればいい
考えろ九条鷹矢!
(考えスギだ!と読者さまの声が聞こえてきそうだ)


「九条くん、あたしも好き
ずっと好きだったの。。」

その言葉を聞き、その言葉の響きを聞き
俺の体中が一気に熱くなった気がした
ずっと好きだった?俺を?いつからだ?

「ずっと?」

「ええ・・ずっと。。。」

指を離した芹沢さんが抱きついてきた
あの指は自分の番ってことなのか?
答えを言いたかったってことなのか?
なんて可愛いんだよ・・
反則だろ(ソコジャナイ、気付け九条)

俺は彼女を抱きしめ、もう一度キs(ry
だがまたも指がくる

な、なんだ
いったい何が起こってる。デジャブ?

「九条くん。ここどこか分かる?」

俺はその時まで芹沢さんと二人っきりの世界に浸っていた
そうだ・・ここは。。

バカだ俺。。そうだよな
しかも勢いでキスまでしちまった。

「でも、芹沢さんもその気でしたよね?」

うあああああああ
考える前に言っちまった

「そ、それは・・」

恥らった芹沢さんがとても。。
俺から視線を逸らせた。そのまま芹沢さんを覗きこんでしまった。

・・次の瞬間。


ピシ!


俺のデコに軽い痛みが走った

「だから詰めが甘いのよ、九条くん!
でもそーゆーとこも好きよ」

このデコピンは、芹沢さんに怒られたときにされる。
だがいつもと違う・・今は俺を好きだと言ってくれてる

課長としてでなく、芹沢美久として。


━━━━━そのまま俺に微笑んだ。


それで、できたエクボがとても素敵だった。

SAKURA(10)

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