SAKURA(7)
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あたしは手を洗い終えるとハンカチで拭いた。
そして「出ようか。ここまでありがと」と
手を洗いながら用意した言葉を九条くんに言おうとした瞬間、彼と目が合った。
刹那に思い浮かんだ言葉が飛んだ・・
まっすぐあたしを見て。。
なんだかその見方というか視線がとても熱く感じた
どうしたの?と聞こうとしたとき。。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
滑らかで細い顔のライン
猫の目のような愛らしい目
細くキュッと上がった眉
ふっくらと程よい弾力がありそうな唇
その下にホクロがあった
こんなとこにあったとは・・それがとてもいい位置にあった
なんてんだ?ドキッとする感じだ
それに吉瀬美智子に似てる気もする
課長に対して、こんな風に捉える事など一度もなかった。
いつも怒られてばかりでまともに顔なんか見たこともなかったからだ
そのまま見つめていると吸い込まれそうな瞳だ
メデューサのようだ・・俺は視線を逸らせ課長の後姿が写る鏡を見た
うなじにかかるかかからないかのショートヘア
やばい。。これはやばい
タイタンの戦いか?や・・待て。そしたら鏡を見ながら・・
って俺はまた。。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
九条くんの視線があたしの後ろに移動した・・
え?
なに?なんか写ってるの?
やだ・・怖い。。
後ろ見たくない・・
あたしはそのまま九条くんの胸にしがみついた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
え?ど、どうしたんですか課長・・
は?
な、なんで急に・・
え?
なんだこの展開は!?しかも課長ちょっと震えてるし
さっきの個室のときと違いドキドキ感が半端ない
「大丈夫・・ですか?」
「あたしの後ろ・・なんかいるの?」俯いたまま問いかけた
「え?」
「だってさっき九条くん、あたしの後ろ見たじゃない
鏡越しに」
「や、なんもいないですから」
メデューサなんてとてもじゃないけど言えない
それに『あたし』?普段は『わたし』なのに
しかもキツメの口調なのに・・
「大丈夫ですから。ほんと。」俺が大丈夫じゃない
このギャップの嵐に俺の思考が崩壊している
崩壊というか課長に対して・・
「ほんと?」上目使いに俺を見上げた
課長。。俺をどこまで破壊すればいいんですか?
それはやばすぎです
「あの。俺・・
なんていうか・・課長のこと好きになってます。」
こんな時に課長って・・
だから詰めが甘いって言われんだ
「あ・・芹沢さんが好きです」
その勢いのまま俺は・・彼女の唇を塞いだ
→SAKURA(8)
※
しちゃった・・しーらないっしーらなぃ(ックックックク←野口さんか!(ヾ(´・ω・`)
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