▼「やぎさんゆうびん」 | Silver_Arrow_74

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▼「やぎさんゆうびん」

会いたいけど電話できない

どうしても解決しない一件が
足枷になっている

そのスクランブル勃発は
君に会えなくなる二日前だった

なんでこのタイミングでと
気が遠くなった

君との最後の二日間も
水を差されたように引っ掛かってた

数日で終わると思っていたのに
未だに解決していない


その間に予定を詰め過ぎた

約束が連鎖状に発生し続け
みるみるうちに休日が埋没していった

君に会えない間に
取り戻したかったものが結構あって

なのに
人間関係も 片付けも
以前のような日常も 体調も
全部が中途半端になっている


頭の中を
エンドレスで流れてる曲がある

ずっと以前のは
君が教えてくれた曲だったから
それは まだわかる

その次は 何故か
哀しみ本線日本海だった

森昌子の中では好きな曲じゃない
歌詞も今の自分に別に関係ない
なんでこの曲なんだよと思ってた

やっと それが消えたら
取って代わったのは
やぎさんゆうびん だった


歌詞の中の
白やぎさんと 黒やぎさんが
全部 クンづけの
君の名前で再生される

君が
自分宛てに書いた手紙を食べてしまって
さっきの手紙のご用事なあに?
と 自分宛てに手紙を書く

とってもシュールだ

脳内ループどころか
気がついたら口ずさんでいた
職場でも隙あらば歌っている


自宅ではやぎさんゆうびんと
やぎさんゆうびんの間に
MCが入る

なんか 色々
君に語りかけていて
ちょっと怖い
てか とっても怖い

MCの内容は
いかに僕が恥知らずでも
さすがに なんて言うか
とてもじゃないけど書けない

一人言を言う人間ってキモい
と思っていたのに
そのキモ絶頂を突っ走り始めてる


このまま壊れ続けたら
かなり廃人だなと不安なのに
雪空でも窓を開けている

ベランダが 君の住む町
君が働く町の方角を向いていて
どうしても開けてしまう

こないだ外出したら
歩いている分
外の方が暖かく感じる始末だった


僕は 意外と 元気にやってます

そんな僕じゃないと
君に会えない

一ヶ月も過ぎれば
そんな風になれる
予定だったのに
おかしい


ちっちゃい君が夢に出てきて
後ろに手を組んで
体を揺らしながら
やぎさんゆうびんを歌ってくれたら
もう死んでもいい

とか考えてるうちは
まだ
君と会えてた頃の僕と
何も変わってないんだろう


スクランブルは
まだ解除されない

この精神的な足枷は
案外
神様の思し召しかも知れない
けど


会えなくなれば
以前のような僕を取り戻せると
思っていたのは

なんか 勘違いだったんだろうか

君への禁断症状のように
やぎさんゆうびんが
脳内を侵し続けてて

町なかで踊り出しそうで
ものすごく ものすごく
気をつけている


-',,-