「こわれる」
壊れている
自分でわかる
もうバラバラになっている
感情が全部
メーターを吹っ切って
どこか擦り切れている
洗濯洗剤を切らしていた
一人暮らしをはじめて
一度もなかった
日常の生活がおぼつかない
心の中と比例して
部屋がどんどん荒んでいる
急死した時を思って
いつもきちんとしていたのに
そんな事すらどうでもいい
冷静に空中から自分を見て
振る舞いにダメ出しをしていた
もう一人の自分が消えて
言動のあちこちが
つじつまの合わない
奇妙な人に成り果てている
その人に会うのが
もう 恐ろしくてたまらない
何を言い出すかわからない
放っておいても
どうせ会えなくなるのに
その秒読みが
24時間身体の奥から鳴り響いていて
何一つ手につかない
堪え難い夢に追われて
悪い汗ばかりかいている
目覚めて震えてばかりいる
こんな自分はきらいだ
と言うボーダーさえ超えて
まっとうな判断が消えている
巨大な恐竜に
背中からざっくりやられたように
倒れ込んで動けない
横たわったまま
何もできず
何も考えられず
ただ次々と
あちこちが 片っ端から
壊れていっている
-',,-