「でも好き」
おっきな紙を捜して
とりあえず見つけた一番おっきな紙に
君の悪口を
いっぱい書こうって決めた
いっぱい書いた
途中でインクが切れて
赤いのに変えて
でっかい紙が埋まるまで書いた
途中でビールを飲んだ
今日も仕事だけどいいや
ちゃんとやればいいんだし
いいや
君が飲んでたビールの事考えて
帰りに買っちゃった
ホントは
あのビールになりたかった
そんなキ○ガイみたいなこと言えない
そんくらいまで覚えてて
眠ってしまった
起きたら
まだビールが1/3くらい残ってた
紙に顔をくっつけて寝てた
読み返したら
いっこいっこの悪口のあとに
「だけど好き」
「でも好き」
「そんなとこがホントは大好き」
って透けて見えて
バカかこいつってシラけた
急いでお風呂入って
バタバタ支度して
お仏壇にちんして
あ
って
あのどでかい紙が目に入った
今日死んだらやだな
あの紙見られちゃう
まあ、んな事はなかろう
いいや 置きっぱで
帰ったら見返して
書き忘れてる悪口書こう
まだいっぱいあるもん
いっぱい
いっぱいあるもん
今日は仕事中ずっと
そればっか考えとこう
今日は会えないんだから
いいや
書き忘れたのばっか
考えとこう
行ってまいります
相変わらず
こんなお兄ちゃんでごめんね
合掌
-'16,09,19-