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花の中にはイイものも悪いものもありますけどその中で

よく知られているものに毒草、薬草などよく知られてますよね。

そんなものの中で有名な物語が中世にあるんです。

中世の英仏で人工の3分の一を滅ぼしたといわれる”ペスト”は

17世紀になっても依然恐ろしい病気でしたが・・・。

南フラんスのソ―ルーズでペストが大流行してこの時、病死した人の

家に押し入り遺体を探って宝石や貴金属を盗んでいた4人組の泥棒が

いたんです。彼らはつかまりましたが取り調べの役人が不思議に思ったのは

ペスト患者の死体に触れていたのに平気だったんです。そこで問いただすと

「秘密の薬を体に塗って感染しないようにしていた」というんです。

この秘密の薬とは、殺菌性のあるセージ、タイム、ローズマリーなどのハーブを

やはり殺菌性のあるビネガーに浸して作ったものを使ったそうです。

彼らは”4人の泥棒の酢”とよんで香りを嗅いで伝染病から身を守ったんです。

これが現代でも伝染病の予防薬だ刈りでなく料理用にもサラダやマリネのドレッシングに

広く使われているんですよ。また流行しだした”O157”には効かないだろうけどね。

エリザベス女王も薬物学に非常に関心をもっていて宮廷内にも研究室を持っていたほどです。

琥珀や麝香などの高価な香料を薔薇のエキスに溶かした”健康興奮剤”を当時のローマ皇帝

ルードルフ2世にも贈ぅていたそうです。当時の宮廷では貴族のたしなみの一つでもあるんです。

貴族たちは宮廷に出仕するときに様々な香り袋や匂い玉を身に着けるのが普通で貴婦人たちは

食事の前にはハーブの風呂に入って、ほのかな香りを身にまとうのが常識だったようです。

このようなお洒落は体臭や汗臭さを消すためですけど、貴族たちの中には香りの嗜好を楽しむ

お抱えの香り使用人を専用に雇っていたほどです。

エリザベス女王はイタリアやフランスから取り寄せた特別の香料を愛用して、身に着けていたのが

「アンハーグリスと安息香」の香りを詰めた香り玉を使っていたそうです。

花々を原料とした香水は10世紀のアラビアで蒸留法が開発されてからでこれが現代のような水状に

なった最初みたいです。それまでの香料は香油として使うか、固形の物を身に着けるか、乾燥粉末に

するかでした。そんななかで有名な話が”ハンガリーの水”なんです。

14世紀の後半の頃にハンガリーの70歳の女王エリザベートが手足がしびれる病気(リューマチといわれている)

にかかり名高い医者も回復の気配もないところに宮廷の家臣が何種類ものハーブを調合した化粧水を献上して

これを毎日使ってみたところ病気が治ったそうです。それどころか女王が毎日使い続けていたところ、身体が

みるみる若返ってきたそうで、隣国のポーランド王がそれをしり求婚しハンガリーとポーランドは一つの国に

なったといわれてます。このとき女王は72歳ですよ。心を落ち着かせるハーブの香りが女王を若返らせた妙薬

だったんですよね。

花の香りは薬にも毒にもなるんですよ。