FMSのFCX18は元々ステアリングの切れ角が少ない…
ライバルとしてあげられるトラクサスのTRX4mは45度近くあり切れ角が大きいことがメリットとなっている。
ESCの制御などの低速走行性能や2スピードミッション、各アームの材質などFCX18が勝る点は多い。しかし、実際のフィールドでクローリングをしていると、この足りない〝切れ角”が重要になってくる。
今日FCXのカスタムに関わる動画を見ていたら、切れ角アップの1つの手段が紹介されていた。
フロント側のアクスルの端のボルトがノーマルはフロント側から入っている。
そのボルトの頭がステアリングロッドの付け根に当たり、そこが切れ角の限界となっていた。
そのボルトを写真のようにリヤ側から入れてやる事で、ボルトの頭がリヤ側に来る。ステアリングロッドの付け根に当たっていた箇所にあったボルトの頭はなくなり、その分ステアリングD/Rで切れ角をアップされることができる。
ノーマル状態だと、おそらく30度くらいの切れ角が、このボルトの刺し変えとプロポ側のD/Rの調整で33度〜35度にアップさせることができた。
理想は45度くらい欲しいところだが、FCX18はおそらく構造上これ以上の切れ角は期待できない。
今回はたった数度の切れ角アップだったが、この数度は数字以上の効果があると思う。
フィールドで難所をクリア出来るか出来ないかは、微妙なマシンのバランスで決まることが多い。
こういう小さな性能向上の積み重ねが大事だと感じる。


