🌱心の目で見ること – 第7話


人は変えなくていい。自分が変わると、世界が変わる。


最近、Sさんとの関係が少しずつ変わってきました。


以前のSさんは、


「私は大変なんです。」


そんな雰囲気をいつも出していました。


最低限の仕事だけをして、自分が損をしないように行動しているように見えました。


正直、以前の僕はそんなSさんを見て、


「もう少しやってくれたらいいのに。」


そう思うこともありました。


でも今は違います。



心の目で見ると、景色が変わる


ある時から、僕はSさんを責めることをやめました。


「精神的に大変なんだろうな。」


「余裕がないんだろうな。」


そう思えるようになったんです。


心の目で見ると、


今まで見えていなかったものが見えてきました。


余裕がない人は、人に優しくすることも難しい。


不安や恐れが強い時は、自分を守るだけで精一杯になる。


それは、高次脳機能障害で苦しんでいた頃の僕と同じでした。


だから責めることができなくなったのです。



自分の課題だけを見る


僕は決めました。


「毎日、定数だけはやろう。」


それだけです。


もっとやってほしい。


もっと協力してほしい。


そんなことを考えるのをやめました。


自分の課題だけを見る。


自分にできることだけをやる。


すると、不思議なことが起きました。




少しずつ関係が変わってきた


最近のSさんは、以前より気遣ってくれるようになりました。


思っていた以上に仕事を進めてくれる日もあります。


もちろん、精神的にはまだ大変そうです。


でも、以前とは何かが違います。


久しぶりに会社へ出勤した日。


残業を終えて帰る時、


僕は自然に手を振りました。


「お先に失礼します。」


Sさんも自然に応えてくれました。


以前なら考えられなかったことです。


ほんの小さな出来事。


でも僕には、とても嬉しい出来事でした。



人は変えられない


以前の僕は、


「Sさんが変わってくれたらいいのに。」


そう思っていました。


でも今は違います。


人を変えることはできません。


変えられるのは、自分だけです。


僕が余裕を持つ。


僕が穏やかになる。


僕が愛を出す。


すると、不思議なくらい相手との関係が変わっていく。


これは最近、何度も体験しています。



心の目で見る


表面的な言葉だけを見ると、


冷たい人に見えることがあります。


でも、


心の目で見ると、


その奥には、


不安があり、


恐れがあり、


必死に頑張っている姿があります。


だから最近は思います。


「この人も、一生懸命生きているんだな。」


その一言だけで、


心が優しくなります。



愛を出す人でいたい


相手が変わることを期待するより、


まず自分が愛を出す。


メール一通にも、


「ありがとうございます。」


という気持ちを込める。


笑顔で挨拶する。


帰る時に手を振る。


そんな小さな行動が、


人間関係を少しずつ変えていくのだと思います。



今日の気づき


心の目で見ると、


敵はいません。


そこにいるのは、


それぞれの人生を一生懸命生き、


それぞれの課題を学んでいる仲間たちです。


だから今日も、


僕は心の目で人を見ようと思います。


すると、不思議なくらい世界は優しく見えてきます。


そして、その優しさはきっと、自分自身にも返ってくるのだと思います。