「土を整えると、心が晴れ渡る日」


昨日の冷たい雨が、まるで「今日は休んでいいよ」と教えてくれていたようだった。

無理に進まず、流れに任せて迎えた今日の晴れ。


その選択自体が、すでに整っていたのかもしれない。


朝、畑へ向かう。

本当は弟にトラクターをお願いしようと思っていたけれど、頭痛でお休み。

「じゃあ今日は自分がやるか」

そんな自然な流れで、自分がハンドルを握ることになった。


その前に、ちょっとした楽しみ。

マックのハンバーガーを5個。

シンプルだけど、弟と分け合って食べる時間が、なんとも豊かで、心がほぐれていく。


そして、いよいよ畑へ。


最初は「半分くらいやれればいいかな」と思っていた。

でも、土に触れ、トラクターを進めていくうちに、何かが変わっていく。


背丈ほどあった草が、少しずつ、確実に整っていく。

視界が開けていく。


そのとき感じたのは——

ただの作業じゃない。


心が、どんどん晴れていく感覚。

スーッと風が通るように、内側まで軽くなっていく。


「気持ちいい」

「爽快だ」

そんな言葉が自然と湧いてきた。


気づけば、2時間半。

全部、やりきっていた。


畑を見渡すと、まるでバリカンで整えたようにスッキリしていて、

風景そのものが軽くなっている。


でも、それ以上に——

自分の心が、晴れ渡っていた。



今日は、自分がメインで動けた日。

先週は弟が草刈りをしてくれて、今日は自分が耕す。


そしてふと感じた。


「ああ、よかったな」


この一言に、全部が詰まっていた。


誰かと協力しながら、無理なくバトンを渡していく。

その自然な流れの中にいる安心感。



やりきった後、体の中に広がっていたのは——


全身で「やった!」と叫びたくなるような感覚。

飛び上がりたくなるような喜び。

体全部で、達成を味わっている感じ。


頭じゃなくて、体が先に喜んでいる。


これが、クオリアなんだと思った。



少し休憩して、夜は味噌ラーメン。

ニンニクでベーコンを炒めて、シャキシャキのもやしを加えて。

体にしみる一杯になりそうだ。



そして、22日。

島根、千葉、神奈川から、わざわざ視察に来てくれる。


遠くから、この畑を見に来てくれる人がいる。

それだけで、この場所の価値がまた広がっていく。


あと2〜3回耕す必要があるけれど、

それすらも楽しみに変わっている。



ここは、子どもの頃トウモロコシ畑だった場所。


あの景色が、また戻ってくる。


風に揺れるトウモロコシ。

広がる青空。

土の匂い。


その未来を思うと、自然とワクワクしてくる。



土を整えると、心が整う。

そして、心が整うと、世界が軽くなる。


今日はそんな、

心が晴れ渡る一日だった。