「例外はない」と言われたとき

― 高次脳機能障害と合理的配慮 ―

建築関係の仕事をしています。
高次脳機能障害があり、合理的配慮として業務を一つに絞ってもらっています。

それでも最近、
「全員やらなければならない」
「例外はない」
として、現場検査に一人で行くよう求められました。


なぜ現場検査が難しいのか

私は何十年も現場検査を担当していません。
現在の検査は紙ではなく、タブレット端末への入力が前提です。

・手順を覚えられない
・判断と操作を同時にできない
・時間が極端にかかる
・強い負荷と不安が出る

見学や同行なら可能ですが、
一人で行って入力まで行うことは困難です。


「例外はない」という姿勢への違和感

部長は配慮しようとしてくれますが、
本社は「ルールだから」「前例がないから」と言います。

しかし、合理的配慮は
一律運用ではなく、個別事情を踏まえて調整すること
が前提です。


問題になりやすいポイント

即違反と断定はできませんが、次の点は問題になりやすいです。

・個別事情の検討や協議をしていない
・「過重な負担」の説明がない
・代替案を検討していない
・現場任せの非公式な配慮に留まっている

「例外はない」という一言で終わらせる姿勢は、
合理的配慮の考え方とズレています。


提示できる代替え方法

・マニュアルを見ながら実施
・操作手順の動画を事前・現場で確認
・手順を固定し、判断を減らす
・現場確認と記録・入力を分離する
・同行を前提とし、単独対応をしない


まとめ

即アウトとは言えません。
しかし、
個別検討や代替案の協議をしない姿勢は、
合理的配慮として不十分になりやすいと感じます。

できないのは怠慢ではありません。
業務として成立しないことを、成立する形に調整すること
それが合理的配慮だと思います。

同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。