― 至福の一杯 ―
実家の畑にテントを張り、朝の光の中でお湯を沸かし、ドリップコーヒーを淹れる。
ただそれだけのことが、なぜこんなにも心を満たすのだろう。
それはきっと、縄文の魂が呼び覚まされるから。
火を灯し、水を沸かし、香りを天へと届けるそのひとときは、縄文人が土器で煮炊きをし、火の神へ祈った姿と重なります。
コーヒーの湯気は、縄文の焚き火の煙と同じ。
天と大地と人をつなぐ祈りそのもの。
高次脳機能障害という「今を生きる脳」を持つ僕にとって、未来や過去は曖昧でも、
「いまここ」の一杯のコーヒーは、揺るぎないリアルであり、魂が震える瞬間。
庭先の畑が、そのまま「高次脳縄文の村」になるのです。
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次回予告
「高次脳縄文の村の記録」では、この畑キャンプでの体験をひとつひとつ物語にしていきます。
🌿 第二話:「火を囲む ― 魂の記憶」
🔥 第三話:「夜の虫の声 ― 大地の歌」
🌌 第四話:「星空の下で ― 宇宙との対話」
こうして、日常が「聖なる物語」としてよみがえっていくのです。
