【誠実な魂の生き方】③


「傷ついた僕が “心で見る” 力を取り戻した瞬間」



🌿 はじめに


毎日がとにかく大変すぎて。

心の底にある “本当の気持ち” を、いつの間にか言えなくなっていました。


事故で 高次脳機能障害 になって、

頭がうまく働かなくなった僕は、

自分の思いを 言葉にする力 すら、失っていったんです。


だから、いつの頃からか——

「話す」より「聞く」側になっていました。

“聞き上手” な存在として、ただ目の前の人の話に耳を傾ける日々。


自分のことは語れない。

でも、誰かの話なら、ただ静かに受け止められる。


そんな弱々しい僕のまわりには、

やさしい人たち がたくさん集まってくれていました。

本当に感謝してもしきれません。


孤独ではなかった。

でも心の奥では、忙しさと大変さの中で、

「本当に心優しい人」が誰なのかも、よく見えていなかった。

そんな時期が続いていたんです。



🌟 本当の自分を見せた瞬間


それが変わりはじめたのは、約7年前。


障害を オープンにする 決断をした時からでした。


「こんな自分でもいい」

「ありのままを出していこう」


そう覚悟を決めて、

心の扉をそっと開いた瞬間から、


—— 本当に心優しい人たち との出会いが、

少しずつ、でも確実に増えていったんです。


それは今までとは まったく違うご縁 でした。


表面的な付き合いではない、

魂の深いところからつながれる人たち。


そして、そんな人たちが口々に言ってくれました。


「あなたは素晴らしい人間だよ。」

「本当にやさしい心を持っているんだよ。」


その言葉が、ずっと忘れていた “本来の自分” を

少しずつ思い出させてくれたんです。



🌟 “心で見る”センサーが開いていった


さらに、最近では 目の怪我 をきっかけに

“心で見る”センサー が より一層鋭くなったと感じています。


目が物理的に見えづらくなった分、

心の目 で 人の本質 を感じ取る力がぐんと増したんです。


言葉の奥にある、

「本当に愛があるかどうか」

それが、空気や波動のように ふっと伝わってくる。


逆に、どんなに表面が整っていても、

「これは違う」とすぐに分かるようにもなりました。


これはきっと、

“本来持っていた優しさ” を取り戻したからこそ、

響き合うものが変わったんだと思います。



🌟 今、心から感じていること


僕は今、やっと分かってきました。


心から優しい人たち に出会えてきたのは、

自分自身が本来持っていたやさしさを取り戻した からなんだと。


「心を開けば、世界が変わる」

この言葉は本当だった。


だからこれからも、

心で見ることを大切にして生きていこうと思っています。


そして、そんな僕の中にも、

「あなたは素晴らしい人間だよ」と

言ってくれる人たちがいるということ。


そのことが、今は とても大きな心の支えです🌸。



🌟 おわりに 〜あなたへメッセージ〜


もし今、

「本当の気持ちを言えなくなっている自分」に気づいている人がいたら。


大丈夫。

あなたの中のやさしさや光は、消えていない。


本当の自分をそっと見せていけば、

そのやさしさに共鳴する人たちと必ず出会える。


僕がそうだったから。

だからあなたも、きっと大丈夫🌿✨。