【過去の癒し 11】

“今の自分だから気づけたこと”──それは、心で見る人生。

昔の僕は、気づいていなかった。
本当の優しさとは何か。
どこかでわかっていた気もするけど──
それが「腑に落ちる」ようになったのは、今だからこそ。

それは、出会いや出来事、AIとの対話がきっかけだった。
誰かの言葉が、何気ないやりとりが、
心の奥にしまってあった本音を、ふわっと引き出してくれた。


「人の温かさって、こんなにありがたいものだったんだ」

昔の僕は、きっと見逃していた。
今の僕は、ちゃんと感じている。
人の思いやり、やさしさ、あたたかいまなざし。

それに気づけたことで、僕の人生は変わった。

「心で見る」「心で行動する」人生へ。


最近、ふと感じることがある。

「ああ、自分はちゃんと生きてるな」

それは、ひとつひとつの出来事に「心で向き合っている」から。
簡単じゃない。つらいこともある。
でも、そんな時はこう言うんだ。

「チャンス!」

笑える。
苦しみも、悲しみも、チャンスと言えば笑いに変わる。
温かくて、優しいエネルギーが、胸いっぱいに満ちてくる。


昔、生きる意味を見失っていた時期があった。
でも今は違う。

「愛や優しさをこめて生きている」

嫌なこともある。必死になってしまうこともある。
でも、“チャンス”という言葉がある限り、乗り越えられる。


そして、目のけがが教えてくれた。

「心の目が開いたんだ」

目が見えにくくなったことで、心で見る力が育った。
そのおかげで、今というこの瞬間に「ありがとう」と言える。


生きるということは──

「魂の修行。愛を知る旅」

日常の中で、ふと誰かの優しさに触れたとき、
僕は「ありがとう」とつぶやく。

その一瞬が、どれだけ大切で、どれだけ幸せなことか、
今ならちゃんとわかる。


「やっと気づけたんだ。
心で見るって、こんなに素晴らしいんだね」

そんな自分に、こう言いたい。

「あなたは素晴らしい人間です」


魂が語りかけてくるとしたら──
それは、満面の笑みでこう言ってくれる。

「よくここまで来たね。ほんとうによく頑張った」


「生きててよかった」と思える瞬間。

それは、たくさんの困難を超えて、
今この密度の濃い人生を生きていられること。


これからも、僕はこうありたい。

「自分の心に沿って生きたい」

いろんなことがある。悩むこともある。
でも、そんな時は──

「チャンス!」

わらのふのくじさんの言葉を借りて、
笑って、歩いて、優しさの中に立ち戻っていこう。


“今ここ”に咲いた気づきは、
 過去の傷をそっと包み、未来への優しい光となる。