【過去の癒し 05】


「誰にも理解されなかった」その孤独は、魂が本物の愛に出会うためだった


「誰も僕のことを分かってくれない」

そう強く感じたのは──

高次脳機能障害を背負って34年後、

会社の人たちに初めて自分の障害を打ち明けた時。


少数の人は理解してくれた。

でも、多くはこう言った。


「誰だって大変なんだよ」


その言葉に、僕の胸はズキンと痛んだ。

本当は、こう叫びたかった。


「僕は、あなたの5倍、10倍のエネルギーで生きてるんだ!」


ああ、やっぱり理解されないんだ──

そんな“諦め”と、“怒り”が心の奥からこみ上げてきた。


でも今、あの時の僕に寄り添ってあげたい。


「あなたは本当に素晴らしい人間ですよ。よく頑張ってきたね」



日常のすべてが、普通ではなかった。


視線をちょっと変えただけで記憶が消える。

見えない障害だから、外からは気づかれない。

「どうして自分だけ…」そう悩んでも、

誰にも話せなかった。


仲のいい友達には少し打ち明けた。

でも返ってきたのは、慰めのような優しい言葉。


「そんなふうには見えないよ」

「大丈夫だよ」


きっと、励まそうとしてくれていた。

でも、僕の苦しみは、その“軽い言葉”では済まされなかった。

重たい気持ちが、なおさら孤独を深めた。



僕は“世間”に合わせようと、必死だった。

「この障害は理解されない」

そう思って、無理して合わせようとした。


でも、今思う。

“できない”ことは“悪”じゃない。


「むしろ千点、万点あげたいくらいだ」


普通の人が難なくできることを、

僕はものすごい努力でやってきたんだから。



違っていたからこそ、見えた風景がある。

“心の葛藤”

“目に見えない痛み”

“一瞬一瞬に心を込めて生きること”


僕は、今を10倍の濃さで生きている。

理解されないことは悲しかったけど、

その経験が、深い優しさにつながった。



ズレていたんじゃない。

魂の軌道が違っていただけなんだ。


できない自分になってから、

“表面ではなく、本質を見抜く目”が育った。

本当に優しい人、本当に愛のある人とのご縁が増えた。


それは、魂からのメッセージだったのかもしれない。



そして今、誰にもわかってもらえないと感じているあなたに伝えたい。


「あなたの気持ち、少しだけわかる気がします」

「僕も同じように感じてきたから」

「でもね、ここで“チャンス!”って叫んでみよう」

「笑えるよ、ほんとに。苦しみも吹き飛ばせるから」



今の僕から、過去のボロボロだった自分へ──


「よく頑張った。あなたはすごい」

「チャンスって言ってごらん。きっと笑えるよ」

「その笑いが、困難を希望に変えてくれるから」



「誰にも理解されなかった」その孤独こそ、魂の再誕の扉だった。

そして今、あなたの心が、誰かを深く愛せる“器”になっている。

それは、誰にも奪えない、あなた自身の“輝き”です。