【第6話(最終章)】


だから僕は、今日も1000点満点

〜障害があっても、心で生きればすべてがギフト〜



僕はかつて、健常者として、

そして事故のあと、高次脳機能障害者として生きてきた。


失ったものは確かに多かった。

記憶力、処理力、思考の速さ、安定した日常。

そして何よりも、「自分への自信」。


でも、不思議なことに、今、心の中は満たされている。



ピンチだらけの毎日。

予定通りにいかないこと、ミスをすること、人に誤解されること。

それでも、僕の中には、明るい希望がある。


なぜか?

それは、すべての出来事が「良くなる過程」だと信じられるから。


目の怪我も、失敗も、人間関係のすれ違いも、

すべては**“心の目”を開くためのギフト**だったと、今は思える。



船越さんの言葉に出会い、

「ピンチはチャンス!」と叫ぶようになった。


最初は半信半疑だったけど、

何度も叫ぶうちに、気づいた。


「叫ぶ」ことで、波動が変わる。

「笑える」ことで、心が軽くなる。

「心の目」で見ることで、真実が見えるようになる。



僕は障害を負って、

“普通の幸せ”は難しいかもしれない。


でも、“心の幸せ”を見つける力を得た。

そして今、胸を張って言える。


「生きてるだけで100点満点!」

いや…今日も1000点満点!!



【まとめ:僕がたどり着いた結論】

•ピンチの中には必ずチャンスの芽がある

•心の目で見ることで、本当のつながりや優しさが見える

•失敗も障害も、すべてが魂を深めるためのプロセス

•「すべては良くなる過程」だと信じて生きることが、最大の癒し

•そして何より、「僕自身を許すこと」が、再生の第一歩だった



だから、もし今つらい人がいたら、こう伝えたい。


「あなたは、今日も1000点満点なんだよ」

結果じゃない。できる・できないでもない。

“今、ここに生きている”だけで、十分すぎるほど素晴らしい。



このシリーズをここまで読んでくださったあなたへ。

本当に、ありがとう。

あなたの中にも、心の目とチャンスの種が宿っています。


さあ、今日も一緒に叫びましょう。


「ピンチはチャンス!!」

「生きてるだけで1000点満点!!」