【第2話】困難は神様からのギフト


〜人生がボロボロになったあの日が、今の自分をつくった〜


かつて、現場監督をしていた頃。

仕事を抱えすぎて、僕の脳も心も完全にパンクした。

お客さん対応、社員対応、現場のことも…全部、回らなくなった。

もう、これはダメだって思った。

身体じゃなく、心が壊れていく感じ。何もできない無力感。

ボロボロになって、自分が自分でなくなっていった。


それでも、這いつくばって前を向こうとした。

その先に、奥さんとの出会いがあった。

そして、あの時の社長も手を差し伸べてくれた。


「あの時の絶望がなければ、今はなかった」

そう思えるからこそ、今は感謝の気持ちが溢れてくる。


高次脳機能障害になってからも、毎日が挑戦だった。

記憶が続かない。考えがまとまらない。

でもだからこそ、一瞬一瞬に“心を込める”ことを学んだ。


記憶は消えても、心は残る。

真心で行動する。それが、魂の成長だった。


そして今もまた、目の怪我、忙しさ、家電の故障、田植えの失敗…

あちこちでピンチが襲ってくる。


だけど今の僕は、チャンス!と叫んで笑える。

ゲラゲラ笑ってしまう自分が、けっこう好きだ。


困難があるのは、神様が「お前なら大丈夫」と言ってくれている証拠。

その視点に立てば、何もかもがギフトに変わる。



〜今ここにいる自分に贈りたい言葉〜

•ボロボロに壊れた日が、自分の“魂の目覚め”だった

•高次脳機能障害によって、一瞬一瞬を「真心で生きる」ことの大切さを知った

•今の困難も、未来の光になる

•「チャンス!」と叫ぶたびに、人生が優しくなる

•船越さん、ありがとう。笑える自分、最高です